【シンザン記念・東西記者徹底討論】大器ルーツドールか朝日杯FSの4着馬タガノビューティー

2020年01月08日 21時33分

牡馬一蹴が期待されるルーツドール

【シンザン記念(日曜=12日、京都芝外1600メートル)東西記者徹底討論】3日間競馬(11~13日)の最大の注目レースはGIIIシンザン記念。近年は牡馬、牝馬問わずで超大物を輩出している必見レースだ。「独創」荒井は“両刀”に、「分析官」岡崎は才女に狙いを定めたが、果たしてどちらに乗るべきか!?

 岡崎翔(大阪スポーツ):日曜の東西金杯での幕開けから、やっと月曜競馬が終わったと思ったら…。今週は3日間競馬ですか。

 荒井敏彦(東京スポーツ):年明けからしばらくは変則日程が続くからな。

 岡崎:ホント、年末年始ぐらいはゆっくりしたいもんですよね。

 荒井:まあ、厩舎関係者は毎日、馬に付きっきりで仕事してるわけだし。周りをチョロチョロしてるだけのオレたちが、そんなこと言ってられないだろ。

 岡崎:それはそうなんですが…。

 荒井:ウダウダ言ってるよりレースのことを考えたほうが建設的だぞ。今週のメインはシンザン記念だ。

 岡崎:以前はクラシックとは縁の薄いレースでしたが、2年前のアーモンドアイを筆頭に、近年は超大物も出してます。

 荒井:ジェンティルドンナ(2012年)が勝ってるし、2着に負けたとはいえ、オルフェーヴル(11年)も出走してたしな。

 岡崎:それぐらい将来性の高い馬たちが集まるレースになったということですね。

 荒井:その将来性を見抜くことが的中への近道ってことだな。

 岡崎:今年のメンバーをどうみてます?

 荒井:う~ん、明け3歳世代は牡馬はサリオスにコントレイル、牝馬ではレシステンシアがGIで強烈なインパクトを残したからな。それに匹敵する存在はさすがにいないかも。

 岡崎:まあ、怪物クラスかどうかはともかく、今後が楽しみな存在はいますよ。

 荒井:で、オマエの本命は?

 岡崎:デビュー戦圧勝から、ここに挑む◎ルーツドールです。

 荒井:おお、あのフィエールマンの半妹だな。

 岡崎:ええ。新馬戦は1分33秒3の好時計勝ち。スーパーレコードが記録された東スポ杯2歳Sが行われた日で、時計の出やすい馬場だったのは確かですが、それでもこのタイムは立派です。

 荒井:2歳マイル戦を1分33秒台で走破するような馬は、なんだかんだで出世するからな。走り方や馬っぷりもフィエールマンによく似てるし、現地で見てても雰囲気は感じたよ。

 岡崎:調教ではまだ抜群に動くという感じでもないし、成長途上だとは思うんですが…。パンとしてくれば大物になれる器だと思ってます。先物買いの意味合いも込めての本命指名です。

 荒井:オレはタガノビューティー◎だ。

 岡崎:ボクもこの馬が対抗です。初の芝への参戦だった朝日杯FSで3着と紙一重の4着でしたもんね。

 荒井:そうそう。ペースが結構、速かったから序盤は置かれ気味だったけど、勢いよく追い上げてきてた。

 岡崎:結果論ですけど、芝であれだけ走れると分かっていたら、レース運びも変わっていたでしょうし、もっとやれた可能性もありましたよね。

 荒井:今回は2度目の芝だから、鞍上(和田)もこの馬の力をもっと引き出してくれるはず。ダートでも芝でも十分に重賞レベルだよ。

 岡崎:では先輩の対抗は?

 荒井:アルテミスS・2着のサンクテュエールだな。

 岡崎:その前走ではリアアメリアに軽くひねられた感じでしたが…。

 荒井:負けはしたけど、きっちり折り合って正攻法の競馬はできてたし、かわされてからも必死に食らいついてた。派手さこそないが、この馬も決して弱くはないぞ。

 岡崎:確かに大崩れはしなさそうなタイプには見えます。

 荒井:ディープインパクト産駒の牝馬で京都のマイルがマッチしそうな感じもある。なんといっても藤沢和厩舎だしな。桜花賞馬グランアレグリアのようなタイプに育っていくかもよ。

 岡崎:ボクは穴でプリンスリターンにも注目しています。

 荒井:おお、美浦の原田騎手がわざわざ栗東に行って付きっきりで調教をつけてるんだって?

 岡崎:そうなんです。年明けも2日からまたがって運動してました。夏に北海道にいた時からですから、よほどこの馬にホレ込んでいるんでしょう。

 荒井:そういう心意気は何かいいよな。報われてほしいというか。

 岡崎:朝日杯は4角で窮屈になる場面があったうえでの5着。スムーズなら、もっとやれてもいい馬です。