【有馬記念】好成績を残す3歳馬…ズバリ!今年出走3頭の好走条件はこれだ

2019年12月21日 21時00分

菊花賞で1着のワールドプレミア(ゼッケン5)と3着のヴェロックス(左から3頭目=オレンジ帽)

【有馬記念(22日=日曜、中山芝内2500メートル)得ネタ情報】有馬記念は3歳上のスターホースが集うビッグイベントだが、過去10年をみると結果を残しているのは3~5歳世代。特に3歳馬は最多の5勝をマークし、2着2回、3着2回と最強だ。今年出走するのは、皐月賞馬サートゥルナーリア、皐月賞2着でダービー、菊花賞3着のヴェロックス、〈3・1・2・0〉と凡走ゼロの菊花賞馬ワールドプレミア。それでは今年、どの馬をどのように狙うべきか?

 7戦5勝でGI・2勝。3頭中最も評価が高いサートゥルナーリアは、天皇賞・秋の負け(6着)が引っかかる。敗因はレース直前、急にテンションが高くなったことだが、滝川助手はどうみているのか。

「前走は返し馬に送り出すまでは“我慢ができた”と思っていたけど、スタート直前は頭を上下に激しく振っていた。自分がゲートまで付いていくようにしたのはダービーからなんだけど、皐月賞のときも結構なものだったらしい。(向正面発走の)中山だから大丈夫とは考えていないよ」

 もちろん、対応策は練っている。「少し馬から離そうとか、ポケットのところでどうやって待機させようかとかの話はしている。トレセンでの調整は本当に順調だからね。あとは競馬で力を出せれば」。この馬はリラックスがキーワードだ。

 GIどころか、重賞さえ手にしていないヴェロックスはさすがに家賃が高い? しかし、早めに押し上げた前走・菊花賞の3着は「人気を背負った馬の競馬をしなくちゃいけなかった。距離適性の差が出た感じでした」と猿橋助手。一方今回の中山2500メートルは同じ長距離カテゴリーでも、ごまかしが利くとされる舞台だ。「この馬の長所は立ち回りが上手なところ。これまでの成績から世代上位の力は持っていると思っていますし、調教でしっかりと動かしてるので状態もいいですよ」(猿橋助手)。この馬は省エネ競馬ができるかどうかだ。

 3頭目のワールドプレミアは有馬記念と最も密接な関係にある菊花賞馬で、鞍上は特に有馬記念に強い名手・武豊。今年7月に他界したディープインパクト産駒での参戦も注目を集めるが、勝負どころの反応が鈍い特徴を考えれば、小回りの中山適性は高くないはず。ならばこの馬は切れる?

 しかし、安田助手は「勝負どころの反応が鈍いのは確かですが、3歳春はソエの影響が大きかった。当時の走りを取り上げ過ぎるのもどうかなと思います。最後はしっかり差を詰めてきますし、神戸新聞杯ではサートゥルナーリアと同じ速い脚(上がり32秒3)も使いました。菊花賞が想像以上に上手な競馬をしていたので、こちらが思っているよりセンスがあるのかも」。成長力はもちろん、意外なレース巧者である可能性を口にする。

 有馬記念に強い3歳トリオ“SVW”。Sは人気そこそこで落ち着きがあれば、VWは器用さを生かした激走がある。

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