【有馬記念】最大の穴候補?SKE熊崎晴香のラスト取材はハートで走るクロコスミア

2019年12月20日 21時03分

かわいいクロコスミアに笑顔の熊崎

【有馬記念(22日=日曜、中山芝内2500メートル)SKE熊崎晴香と智将・中村均元調教師の大捜査線(最終回)】栗東で取材しながらもSKE48熊崎晴香が気になっていたのはこの中間に熱発した現役最強馬アーモンドアイだ。「先生、熱発ってその後のレースにどれほど影響するものなんですか?」

 率直に智将・中村均本紙競馬評論家に質問をぶつけた。

「あの馬の平熱が38度2分で、今回熱発して38度6分ということだよね。数字だけみるとちゃんとケアすれば、その後のレースには影響はない範囲と言える。それよりも伝えられているもうひとつのことが気になるんだ」

「もうひとつのこと?」

「報道ではカイバを残していたので、熱を測ったら熱発が判明したとあった。これがいつもと変わらずカイバを食べている状況下で、毎朝の検温で38度6分だったというのならまったく問題ないけど、カイバを残していたというのがね。カイバは体調を測るバロメーターで、食いが落ちたというのは体に何らかの異変があったということ。熱自体は注射を打てば下がるものだし、その数字よりも状態そのものがどうだったかというのがちょっとだけ気になる」

「では、いつもの走りができないことも?」

「いや、そのへんを言い切ってしまうのは難しい。カイバのことも少し気になっているだけのことで、何の問題もないのかも。直前の気配次第ではやはり重い印を打たなければいけないと思っているからね。ただ、先週の追い切りは天皇賞(秋)ほどの良さには見えなかったのも確かだ」

 大本命馬の取捨にはさすがの智将も揺れ動いているようだ。

「単勝1倍台のオルフェーヴルを負かして、ウチのビートブラックが大穴をあけて勝った時(2012年天皇賞・春)のように、競馬は何が起こるかわからない。最後に、最大の穴になるかもしれない馬を見に行こう」

 智将に連れられて熊崎が向かったのは西浦厩舎。リスグラシューと同じで、今回が引退となる牝馬クロコスミアだ。

「どう? 熊崎さん。見た目はきゃしゃな牝馬でかわいらしいでしょ。でもレースに行くと、とにかくしぶといんだ。心が違うんだな」

「確かに見た目はかわいいです。競馬であれだけの激しいレースをするのがイメージできないくらいのかわいさですね」

「性格は結構きついところがありますよ」と笑うのは担当の北添助手。

「デビューの時には400キロに満たないぐらいの小さな馬だったんです。そんな馬が、3年連続GIで2着に入るまで成長してくれた。本当にここまで頑張ってくれたと思います。今回も状態は本当にいいですし、最後もなんとかと思っています」

 こんな話を聞くとなんだか応援したくなる。これが来れば、まさに最大の「★」だが…。