【有馬記念】角居調教師 中村均元調教師&SKE熊崎晴香の直撃に「ニューキセキお見せします」

2019年12月17日 16時30分

中村均元調教師(左)のサポートで、角居調教師への直撃に成功した熊崎晴香

【有馬記念(22日=日曜、中山芝内2500メートル)SKE熊崎晴香と智将・中村均元調教師の大捜査線(2)】「角居厩舎はサートゥルナーリアだけでなく、キセキも面白いと思うよ。今度は角居君に話を聞いてみよう」

 智将・中村均本紙評論家の“進言”に「はい、先生。よろしくお願いします」と即座に返事をするSKE48熊崎晴香。すっかり師弟コンビが板についてきたようだ。出迎えてくれた角居勝彦調教師は、いつか見たキャップをかぶっていた。

「お、角居君。まだ大切にしてくれているのか。うれしいね」

「はい。中村先生がいらっしゃると聞いて、またこの帽子を用意したんです。ダービーも、このおかげで勝たせてもらいましたので(笑い)」

 今年のダービー特集での連載「令和のボールドエンペラーを探せ!」で取材に訪れた智将に対し「中村厩舎通算600勝記念キャップ」をかぶって出迎える心配りを見せた角居師。その結果、ロジャーバローズが見事にダービーを制したのだ。

「ただ、人気を集めていたサートゥルナーリアが(4着に)負けたので、いろいろ複雑にはなっちゃったな」と笑う智将。角居師も、この言葉には苦笑するしかない。「熊崎さん、先に角居君に質問してみたら」

 智将の勧めに事前に調べていたノートを見返す熊崎。

「えーっと、サートゥルナーリアは中山が向いているというお話をうかがったのですが、キセキのほうはどうですか?」

「中山はトリッキーなコースなので、前に行けるのは有利だと思います。去年のJCはすごいレコード(2分20秒6)の2着。あの時計を引っ張り出した馬の一頭ですから。先行した上で、しまいも脚を使えることはアピールできていますからね。そういう意味でも面白いと思いますよ」

 国内外のビッグレースを数々制した日本のトップトレーナーの言葉を、必死にメモする熊崎。するといつの間にか姿を消していた智将が現れた。

「いや、キセキを担当している清山君にちょっと話を聞いていて。彼は前走の凱旋門賞(7着)時、フランスの深い砂で調教したことで、以前は高脚を使って浮き上がるような感じだった馬が、前へ前へと前進気勢が出てきて、走る姿勢も低くなってきたと言っていた。馬が変わったから非常に楽しみだ、と。角居君から見ると、そのへんはどう?」

「はい、体の使い方がダイナミックになったというイメージはあります。“ニューキセキ”を見てもらえるという意味でも楽しみなんです」

 期待通りの答えにうなずく智将。最後に馬房でくつろぐキセキの馬体をチェックした2人は、角居師に丁重にお礼を言って厩舎を後にした。

「先生。あの時、私に先に質問をさせておいて、担当者に、こっそり取材されていたんですね」

「ははは。悪かったね。でも、こういう奇襲取材が結果につながるんだ。よく覚えておいて」

「はい」

 これまたノートに書き込む熊崎。智将のおかげで“競馬記者”としてもグングンレベルアップしてきたようだ。

「よし、今の熊崎さんなら、日本競馬を代表する、あの男にも話を聞けるだろう。直撃してきて」

 智将の指令に従い、熊崎が向かった先には、なんと…。

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