【有馬記念】生涯最高クロコスミア ラストランで叶える悲願のGI初V

2019年12月17日 16時31分

引退レースが生涯最高のコンディションになりそうなクロコスミア。虎視耽々と有終Vを狙う

【有馬記念(22日=日曜、中山芝内2500メートル)dodo馬券】今年一年を締めくくる大一番・第64回有馬記念が中山競馬場で行われる。昨年の年度代表馬アーモンドアイ、国内外のGIを連勝中のリスグラシュー、皐月賞馬サートゥルナーリア、菊花賞馬ワールドプレミアなど、GI馬11頭が参戦する超豪華な頂上決戦。当欄はエリザベス女王杯で3年連続“銀メダル”というクロコスミアの乾坤一擲の大激走を期待する。

 エリザベス女王杯で2017年から3年連続2着というのもある意味、大偉業だろう。9→9→7番人気での快走。また、今年のヴィクトリアマイルでも11番人気で3着と、とにかく人気薄での好走が目立つのがクロコスミアだ。ドバイ、香港を含めると2歳時から9つの競馬場で計32走。精神的にたくましく、コースや馬場を問わないのが同馬の最大の武器かもしれない。今回は2戦して14、6着と結果が出ていない中山コースに舞台が替わるが、意外性大の馬だけに軽視はできない。

「3歳時に使ったターコイズS(14着)は気性がまだ若く、他馬との先行争いが厳しくなってコントロールが利かなかっただけ。今年の中山牝馬S(6着)は前が詰まって動けなかったもので、スムーズなら突き抜けていた。結果は出ていないけど、血統的にも中山は合っていると思う」

 担当の北添助手は中山コースへの潜在的な適性の高さを強調する。

 過去10年でステイゴールド産駒はドリームジャーニー、オルフェーヴル(2勝)、ゴールドシップと有馬記念を4勝。中山芝コースで抜群の強さを発揮するステイゴールドの血を引くのは大きな魅力だ。前述の3頭だけでなく、12年には10番人気のオーシャンブルーが2着。時に人気薄が激走するのも同産駒の大きな特徴だ。

「エリザベス女王杯のダメージがほとんどなかったので、レース直後は前走と同じくらいで出せるかなと思っていたが、まだまだ成長している感じ。実も入ってきている。ここで引退になるけど、来年もコンディションさえ整えばGIでも十分にやれると思う。同型はいるけど、コーナー6つのほうが自分のリズムで競馬もしやすいから」

 前走のエリザベス女王杯は逃げたが、自在性も持ち合わせる。キセキ、アエロリットといった強力先行勢を見ながらの競馬も、同助手の頭には浮かんでいる。

 6歳でのラストランが、実は生涯最高の状態での出走。ひょっとしたら悲願のGI制覇が暮れの大一番でかなうかもしれない。

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