【阪神JF・東西記者徹底討論】末脚強烈ウーマンズハートかサリオスと接戦したクラヴァシュドールか

2019年12月04日 21時33分

前進気勢旺盛なクラヴァシュドール

【阪神JF(日曜=8日、阪神芝外1600メートル)東西記者徹底討論】先週、138万円馬券(土曜中山8Rの3連単)をゲットした「両刀」山口とチャンピオンズCを手堅く射止めた「分析官」岡崎。2歳女王決定戦・第71回阪神ジュベナイルフィリーズの戴冠資格馬の絞り込みを行った2人の絶好調男は、基本ラインは一致したものの、例によって本命は割れた。果たしてどちらに乗るべきか!?

 岡崎翔(大阪スポーツ):今週は阪神JFです。

 山口心平(東京スポーツ):キャリアの浅い女の子同士の戦いだからな。ひと昔前は“小学生の運動会”などと言われてたけど。

 岡崎:最近はそこまでのハチャメチャぶりでもないですよね。人気馬が安定して結果を出しています。

 山口:血統レベルや育成技術の向上のたまものなのか…。しつけの行き届いた有名私立女子小学校の運動会という感じ。大手牧場や厩舎が使い分けつつ、きっちりここに照準を合わせてくるからな。

 岡崎:各馬それぞれに大なり小なり粗削りな部分はありますが、近年の流れからも、大きな波乱はないとみるのが妥当でしょうね。

 山口:無敗の重賞ウイナー3頭(ウーマンズハート、リアアメリア、レシステンシア)に、サウジアラビアRC・2着クラヴァシュドール。このあたりが一歩抜けてる感はあるな。

 岡崎:ですね。この4頭の順位付けが最大のポイントでしょう。

 山口:人気馬に素直に◎を打ちたくないオレでもそれは同意。

 岡崎:で、ボクの分析の結果では◎ウーマンズハート、○リアアメリア、▲クラヴァシュドール、△筆頭レシステンシアという順に。

 山口:ウーマンズハートを最上位にみたか。

 岡崎:上がり時計が出やすい新潟外回りとはいえ、2戦連続32秒台マークは評価しないわけにはいかないでしょう。初戦のラスト2ハロン10秒7→10秒9も、なかなかお目にかかれない数字ですからね。

 山口:確かに数字のインパクトはある。ただ、ハープスター→イスラボニータで決まった2013年の印象が強いだけで、後で振り返ると新潟2歳Sはそこまでレベルが高くないことが多いから…。

 岡崎:今年は2~4着馬がその後に重賞でも好走してますけど。

 山口:まあ、そうなんだけど、他のレースと比較して明確に“レベルが高い”とまでは…。で、オレは◎クラヴァシュドールでいく。単純にサウジアラビアRCの時計(1分32秒9)が速かったのもあるけど、2歳戦線の軸になるサリオスとの接戦歴はやはり大きな強調材料だろ。一瞬は前に出るシーンもあったし、負けて強しだ。

 岡崎:新馬当時はまだ心身ともに幼さが感じられたけど、それも着実に解消しつつあります。上昇度ならこれかもしれませんね。

 山口:2番手はキミと同じリアアメリアだ。アルテミスSの勝ち方を見れば、評価しないわけにはいかないからな。

 岡崎:体が20キロ増えていたのも成長の証しだろうし、1週前の動きも抜群でした。折り合い面の課題さえ出さなければチャンスでしょう。

 山口:そこだよな。前走はいくらスローとはいえ、やや行きたがっていた。このレベルまでくると、ちょっとしたロスが命取りになるからな。そういう意味でも、レース運びがうまいクラヴァシュドールのほうがオレにはより魅力的に映る。

 岡崎:4頭の中ではレシステンシアが一枚落ちる点は仕方ないですかね。

 山口:あくまで千四の実績だしなあ。ファンタジーSは速いペースの中で押し切ったとはいえ、スプリント寄りのスピードの裏付けとみればマイルに不安が残る。

 岡崎:そうですね。少なくとも阪神マイルの決め手比べで浮上するイメージはありません。ボク的には◎○▲の3頭と、それ以外といった感じ。そこの開きは否めないところです。

 山口:オレはマルターズディオサに一角崩しを期待して▲を打った。新馬ではウーマンズハートに完敗してるけど、当時は良化途上だったし、逃げて目標にもされたからな。どんな競馬もできるし、決め手もある。陣営もそれなりに自信を持ってるぞ。

 岡崎:大崩れなく走れそうですが、初の関西圏への遠征競馬がカギになりそうですね。

 山口:あとは同じ手塚厩舎のオータムレッド。速い流れで折り合いがつき、少し上がりがかかれば浮上の余地はある。

 岡崎:ボクはロータスランドが少し気になりますね。番手から抜け出した初戦の切れはなかなか。前走(もみじS=2着)の千四よりも、ためが利くマイルのほうが合ってるんでしょう。1週前追い切りは古馬を突き放す上々の動きでしたし、まだまだ上積みもありそうですよ。