【ジャパンカップ】ユーキャンスマイルの末脚はアーモンドアイ超えるキレ味

2019年11月22日 21時04分

ユーキャンスマイルの充実ぶりに、陣営も手応え十分だ

【ジャパンカップ(日曜=24日、東京芝2400メートル)新バージョンアップ作戦】この一年でのGI勝ち馬はなく、確たる主役不在で混迷模様の第39回ジャパンカップ。そんな時こそ冷静なラップ分析が頼りになるもので、新VU作戦の明石尚典記者は本格化ムードのユーキャンスマイルに◎。先のマイルCSを◎○△(3連単1万6580円)で仕留めた明快予想をとくとお読みいただこう。

 先週土曜(16日)の東京は10ハロン=1分59秒5、9ハロン=1分44秒5と2歳レコードが2発。勝ち馬の能力こそがレコード樹立の立役者であることは言うまでもないが、前者サトノフラッグが前走2分03秒2(新馬6着・重)。後者コントレイルも1分48秒9(新馬1着・良)からの大幅短縮となれば、少なからず馬場のアシストを受けたことは否定できないだろう。連続開催のオーラスを迎える今週も高速馬場は健在。週末にかけて微妙な天気予報とはいえ、お湿り程度に収まりそうな雲行きなら、それなりに速い時計での決着を想定しておきたい。

 軸指名は1分56秒台の高速決着となった秋の天皇賞組から。◎ユーキャンスマイルは0秒6差4着と水をあけられたものの、勝ち馬アーモンドアイをしのぐ最速上がり33秒7をマーク。中間4ハロンをプラスした自身後半7ハロン合計ラップでは唯一、7ハロンのコースレコード並みの1分19秒台を叩き出している。前後5ハロン59秒0→57秒2のスローで圏内突入こそかなわなかったものの、トップギアに入ってからのスピード持続力&瞬発力は現役トップクラスに負けず劣らず。先着を許した1~3着馬が不在で、コンマ1秒差の2着ダノンプレミアムはマイルCSで連対確保。GI取りへ視界は大きく開けた、とみていいだろう。

 39回目にして初の外国馬不在が話題となっている今年のジャパンC。その陰に隠れる形となってはいるものの、日本馬に今年のGI勝ち馬が見当たらないという点は見逃せない。旬真っ盛りの馬が不在となれば、例年よりVゴールのハードルが下がるのは当然。スロースターターの長距離砲が新潟記念→天皇賞・秋と立て続けに10ハロン1分56~57秒台の高速時計で走り切ったことは覚醒の予兆にほかならない。2ハロンの延長は間違いなくプラス。強烈な追い風に乗ってゴールへ飛び込むシーンが目に浮かんでくる。