【ジャパンカップ】デットーリが“クセ馬”ルックトゥワイスに化学反応を起こす

2019年11月20日 21時32分

今年の英オークスをアナプルナで制したデットーリ。決めポーズが絵になる男だ(ロイター)

【ジャパンカップ(日曜=24日、東京芝2400メートル)得ネタ情報】史上初めて外国馬のエントリーがなく、文字通り日本馬だけのレースとなったジャパンC。馬を主体に考えれば少々、寂しさは残るが、騎手に焦点を移せば、近年でも屈指の豪華メンバーが揃った一戦となった。ムーア、スミヨン、マーフィー、ビュイック…世界の名手が集う中でも最大の目玉となるのが「世界ナンバーワンジョッキー」の一人であるランフランコ・デットーリの参戦だ。

 来月15日には49歳を迎える大ベテランは今年、キャリアハイだった2001年の年間GI・17勝を更新するペースで勝ちまくっており、まさに絶好調。最強牝馬エネイブルとのコンビで挑んだ史上初の凱旋門賞3連覇の夢は実現ならなかったものの“競馬界のレジェンド”として、その存在感を発揮し続けている。

 その名手が日本で騎乗するのは11年日本ダービー(デボネアで12着)以来、実に8年ぶり。身元引受調教師であり、ジャパンCではルックトゥワイスのパートナーに指名した藤原英調教師は「世界の技を存分に見せてほしい」と大きな期待を寄せている。

 特にジャパンCは1996年シングスピール、02年ファルブラヴ、05年アルカセットで3勝を挙げており、通算でも〈3・0・3・2〉の好成績。トレーナーの言葉に力が入るのも納得だ。

 デットーリといえば、いろいろと“規格外の男”として知られるが、騎乗するルックトゥワイスもまた少々癖のあるタイプ。特に調教では馬場入りをごねるなど難しさがあり、「人間でもおるやろ。練習はやりたくなくてしょうがないけど、本番では結果を出すようなヤツが」とトレーナーも苦笑い。

 しかし、そこは百戦錬磨の名門厩舎だけあって「それを直そうとしてガチガチに管理すると、いいパフォーマンスを出せへんようになる。特にトップクラスは。パフォーマンスを出せるようにする、おだて方だったりを知っているからな」とGI制覇へ虎視眈々。

 人馬とも個性派同士の組み合わせで、一体どういう化学変化が起きるのか。今年のジャパンCはルックトゥワイス=デットーリのコンビから目が離せそうにない。