【マイルCS】プリモシーン 名手ビュイック騎乗で期待される初戴冠のシナリオ

2019年11月12日 21時31分

課題をクリアしながら体調アップのプリモシーン。GI・2着の底力を発揮できるか

【マイルCS】プリモシーン 名手ビュイック騎乗で期待される初戴冠のシナリオ

【マイルチャンピオンシップ(17日=日曜、京都芝外1600メートル)dodo馬券】日曜の京都競馬場では秋のマイル王決定戦・第36回マイルチャンピオンシップが行われる。下馬評では“ダノン”2頭(ダノンキングダムリー、ダノンプレミアム)が支持を集めそうだが、近4年の連対馬8頭中、実に7頭が外国人騎手という現実もある。そこで高配当至上主義の当欄が目をつけたのはプリモシーン。鞍上はいまや世界的名手となったビュイックだ。

「こちらの想像を超える素晴らしい好リード。彼なくしてはGI勝利はなかったかもしれません」

 1年前をこう振り返ったのは木村調教師。3歳馬ながらマイルCSに果敢にチャレンジしたステルヴィオは、ビュイックの手綱に導かれてビッグタイトルを手中に収めた。それまでの後方待機から一転した好位追走策。昨今のマイルCSは追い込みが利きにくくなっているだけに、馬自身の機動力だけでなく、鞍上の手腕が必要不可欠なレースとなっている。

 今年のメンバーに目を転じると、ムーア=アルアイン、スミヨン=ダイアトニック、マーフィー=ペルシアンナイト、ルメール=レイエンダあたりが“要注目人馬”となろうが、忘れてならないのが今春のGIヴィクトリアマイルでレコードVのノームコアにクビ差2着まで迫ったプリモシーン。木村厩舎としては昨年に引き続いてのビュイック騎乗で連覇を狙う。

 今秋初戦の府中牝馬Sは15着に大敗したが、過去最高馬体重が示すようにコンディションに問題があったのは間違いないところだ。

「月曜開催で調整が難しく、また当日はイレ込み気味。レースで思っていた以上に動けなかったのは複数の要因が考えられるが、レース後まもなく調教を開始できたのは幸い。角馬場でフラットワークを取り入れたり、ハミを替えたりと新たなチャレンジを行っています。これでバランスのいい走りが戻ってくれば一変してくれるのではないでしょうか」と太田助手は春の雪辱を果たす構えだ。

 もともとデビュー前はノーザンファームで同期のアーモンドアイと遜色ない評価を受けていた才媛。昨冬のターコイズS(8着)以来、2度目となるビュイックを背に待望のビッグタイトルを獲得するシナリオは決して夢物語ではない。