【エリザベス女王杯】オークス馬ラヴズオンリーユー ラップ解析では2冠“当確”

2019年11月08日 21時02分

馬房を出て運動へと向かうラヴズオンリーユー。進撃を阻むものは何もない

【エリザベス女王杯(日曜=10日、京都芝外2200メートル)新バージョンアップ作戦】浦和JBC諸競走、豪GIメルボルンCと週明けから競馬ざんまいの今週はJRA・GIもリスタート。日曜は第44回エリザベス女王杯が行われる。古馬の陣容から3歳優位とする新VU作戦の明石尚典記者は無敗のオークス馬ラヴズオンリーユーに◎。ラップ分析から2冠“当確”の結論に達した。

 3歳VS古馬。世代間闘争というシンプルかつ明確なテーマを持つエリザベス女王杯は、過去10年で3勝の3歳に対して古馬は7勝。意外にも?古馬のほうが圧倒的優位に立っているのは見逃せないポイントの一つだ。

 データ分析をなりわいとする当欄としては、素直に古馬からの軸選びといきたいところだが…。今年のメンバーでGI級と言える4~5歳馬はラッキーライラックぐらいなもの。例年より古馬の層が薄いとなれば、ここはあえてデータに逆らってみる手もありだろう。

 フレッシュな3歳馬から軸指名はズバリ、ラヴズオンリーユー。稍重の15年を除けば、近5年のラスト4ハロンは46秒台。ラスト2ハロン22秒6~23秒1でハロン間の最大落差が0秒4なら、高いレベルでのスピードの持続力と瞬発力が問われるレース。人気でも両者のバランスで一枚上をいくオークス馬には逆らえない。

 4連勝でGIタイトル奪取の3歳牝馬頂上決戦は、前後半5ハロン59秒1→59秒2でほぼイーブンのラップ構成。12ハロン=2分22秒8のレースレコードは翌週のダービーとわずかコンマ2秒差。例年以上の高速馬場を差し引いても、紛れの生じにくいガチンコ勝負でマークされたA級時計は十分信頼に値する。

 前半3ハロンをカットした自身後半9ハロンラップは1分12秒1+34秒5=1分46秒6。トータルで0秒3&0秒8、上がりで0秒6&0秒9も凌駕した2着カレンブーケドール(1分11秒8+35秒1=1分46秒9)、3着クロノジェネシス(1分12秒0+35秒4=1分47秒4)が秋華賞でワンツーなら、ラヴズオンリーユーのポテンシャルの高さをいやが応でも感じずにはいられない。

 着差はわずかにクビながらも、実際にはスピードの持続力&瞬発力の両面で他馬を圧倒。世代ナンバーワンは間違いなくこの馬で、能力全開なら2冠達成を疑う余地なし。少なくとも、初めての古馬相手が壁になるような器ではないことだけは、はっきりしている。