【AR共和国杯・東西記者徹底討論】王道歩むアフリカンゴールドか決め手のムイトオブリガードか

2019年10月30日 21時33分

昨年2着のムイトオブリガード。久々でも要チェックだ

【アルゼンチン共和国杯(日曜=11月3日、東京芝2500メートル)東西記者徹底討論】今週はGIこそ小休止も、東京、京都で計4重賞が組まれる豪華版。中でもGIIアルゼンチン共和国杯は、この後の芝中長距離王道路線にもつながるレースだけに必見だ。果たして「両刀」山口&「馼王」西谷の狙い馬とは!?

 西谷哲生(大阪スポーツ):東京オリンピックのマラソン、なんだかもめてますねえ。

 山口心平(東京スポーツ):札幌でやるのか、それとも東京で強行するのか。

 西谷:東京でやるなら午前3時スタートという案も出てますが…。

 山口:ちょっとまともじゃないよな。いくら暑さ対策のアスリートファーストとはいえ、興行面ではどうなのか。高いチケット売ってるんだから。

 西谷:ですよね。

 山口:競馬もレース後の熱中症など、猛暑の影響は年々大きくなってるからな。真夏は午前5時から第1R発走、正午までには12R終了になったりして…。

 西谷:馬もトレセン関係者も記者も早起きには慣れてますもんね。とはいえ、来場するファンのことを考えれば、現実的な話ではないですけど。

 山口:やっぱりメインレースは午後3時半前後。これが一番しっくりくるよな。

 西谷:ですね。今週は4重賞ある中でもメインはアルゼンチン共和国杯ですかね。近年の勝ち馬はここをステップにジャパンC、有馬記念でも活躍。重要度が増しているレースです。

 山口:今年もそういう馬が出るかってことか。

 西谷:ボクは◎アフリカンゴールドにそれを期待しています。

 山口 あー、確かに前走の勝ちっぷりは鮮やかだったよな。

 西谷:六社Sは2年連続で当レースの好走馬を出している相性のいいレース。その近2年と比べても走破時計、勝ちっぷりは遜色ありません。管理する西園調教師も「以前より落ち着きが出てきた」と評価してます。

 山口:(烏丸S=2着後の)去勢効果でいよいよ本格化ムードか。オレも相手筆頭に評価したよ。

 西谷:で、先輩はムイトオブリガード◎ですか。

 山口:もう5歳の秋だし、今後の飛躍うんぬんまでは考えてないけどな。東京での決め手比べなら素直にこの馬だろう。去年がまさに究極の上がり勝負で2着。ややムラで癖がありそうだけど、それだけに横山典騎手とのコンビ復活は心強い。

 西谷:あとは久々がどう出るかだけですね。

 山口:実績だけみると久々は苦にしなそうだけどな。ところでルックトゥワイスはどうなの? 本来なら真っ先に名前が挙がる存在なのに。

 西谷:京都大賞典で復帰予定だったんですが、一頓挫あってここへ。鉄砲は利くタイプとはいえ、不安は多少ありますね。それもあって2番手にとどめました。

 山口:もともとが“相手なりキャラ”だしな。前走の目黒記念勝ちはレーンの後押しも大きかったような。オマエが言うような調整過程の不安があるのなら、オレは押さえまで評価を下げとくか。

 西谷:▲はアイスバブルで一致です。

 山口:本質的には広いコースでの瞬発力勝負がベスト。予定していたオクトーバーSが台風の影響で順延したため、ここに直行の形にはなったけどな。その分、乗り込みは進んだとみたい。

 西谷:初重賞挑戦の目黒記念でルックトゥワイスの2着に善戦。確実に力をつけてます。他でマークが必要なのは堅実味あるノーブルマーズ、ハンデ差を生かせそうなトラストケンシンあたりですかね。

 山口:二刀流オジュウチョウサンは無印にはしたけど、松岡騎手とのコンビでどんな競馬をするかは見もの。切れ味勝負では厳しいのは六社S(10着)でハッキリしたからな。思い切った大逃げでも打てばおもしろそうなんだけど…。

 西谷:みやこS(日曜=11月3日、京都ダート1800メートル=1着馬にチャンピオンズC優先出走権)もチャンピオンズCへつながる大事な一戦ですから、触れておきましょう。スマハマは2歳時からずっと注目している馬。気難しいところはあるけど、砂をかぶらずに競馬ができれば、このメンバーでも見劣りしません。

 山口:オレは現時点では抽選対象ながら、スワーヴアラミスの勢いが侮れないんじゃないかと。前走のオークランドRCTの勝ちっぷりが圧巻で本格化の予感。実績馬が本気モードではない前哨戦のここなら、楽しめると思うぞ。