【凱旋門賞】英調整のブラストワンピース大竹調教師「コンセプトは厳しく調教」

2019年10月02日 21時35分

広大なニューマーケットで気分良さそうに歩を進めるブラストワンピース

【凱旋門賞(6日=パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)】先月11日、英国・ニューマーケットに我らが日本の4歳牡馬2頭(フィエールマン、ブラストワンピース)が降り立った。日本競馬界の悲願となっている仏GI凱旋門賞を手にするための攻めの一手だ。ブラストワンピースの大竹正博調教師(49)を直撃した。

 ――まずは現地についての印象を

 大竹:実際に見てきて、日本馬とホースマンたちが普段、いかに厳しい環境で競馬をしているのかを痛感しました(苦笑)。気候も含め、こちらの環境は素晴らしいものがありますね。

 ――ニューマーケットでの調整を選択した理由は

 大竹:坂路とトレッドミル(屋内で使用するランニングマシン)を使えるのが大きいですね。それにシュヴァルグランやディアドラがこちらで調整。すでに蓄積された情報がある。込山君(ディアドラを担当する橋田厩舎の込山雄太助手)とも話をしたりして、精神的なサポートが得られることも非常に助かっています。

 ――調整はうまくいっていると

 大竹:この馬は背腰の疲れが状態のバロメーターなんですが、ようやくコントロールできるようになって現地での調整にもなじんできました。コンセプトとしては厳しく、しっかり負荷をかける意識で調教しています。とにかく順調にきていますよ。

 ――ズバリ凱旋門賞とは

 大竹:世界中のGIの中でもランキングはトップ。賞金も上がって、各陣営が取りたいレースであることは間違いないでしょう。その中で(ブラストワンピースで挑戦する)話が出る前から、自分自身の中では選択肢のひとつに入ってくるイメージがあった。(キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを大差勝ちした)ハービンジャーの子だし、有馬記念を勝ったことで、その気持ちがより強くなりました。仮に日本で走るなら、秋はどのレースに? これに対する答えのほうが難しいと感じました。

 ――パリロンシャン競馬場のイメージは

 大竹:どちらかというと切れのある馬にチャンスがあるイメージ。そう考えるとブラストワンピースには流れが向かない可能性もある。瞬発力勝負になると分が悪い馬なので。ただ欧州の芝、つまり洋芝自体は合うはずだからね。3連覇のかかる馬(エネイブル)と一緒に走らせてもらえるのは光栄なことだし、出るからにはチャンスがあると思って挑みます。