【スプリンターズS・東西記者徹底討論】セントウルS圧勝タワーオブロンドンか路線トップ級ダノンスマッシュか

2019年09月25日 21時31分

近況をしっかりとチェックした荒井はタワーオブロンドンに◎

【スプリンターズS(日曜=29日、中山芝外1200メートル)東西記者徹底討論】秋のGI開幕戦は中山競馬場で行われる第53回スプリンターズS。春の高松宮記念馬ミスターメロディが前哨戦で敗れる一方、タワーオブロンドンなど新興勢力の台頭で実に難解な一戦となった。東の「独創」荒井、西の「分析官」岡崎はどのような結論を導き出すのか?

 岡崎翔(大阪スポーツ):何か先週あたりから急に涼しくなりましたね。

 荒井敏彦(東京スポーツ):まだ暑い時もあるけど、調教時間中は最低気温が20度を割るのが普通になってきたもんな。

 岡崎:いくつになっても夏の終わりは何だか寂しいですねえ。

 荒井:そうか? それはお前の個人的な事情なんじゃねえの。

 岡崎:確かに今年の夏もこれといった出来事はなかったし、馬券もずっと当たってない。寒暖差にやられて体調を崩し気味ではありますが…。

 荒井:完全にオマエ個人の理由じゃねーか! これ以上近づくな! 嫌なオーラが伝染する。

 岡崎:えらい言われようだな。もう本題に入りましょう。

 荒井:うん。秋のスプリント王決定戦スプリンターズSだな。

 岡崎:今年はサマースプリントシリーズが盛り上がったし、その流れでいいメンバーが揃いました。

 荒井:桜花賞馬グランアレグリアやマイルCS勝ちのステルヴィオの回避は残念だけどな。

 岡崎:純粋なスプリンターではないその2頭が、どういうレースをするのか興味深かったんですけどね。

 荒井:まあ、無事にレースに出走するっていうのも難しいってことだ。

 岡崎:で、本命は?

 荒井:◎タワーオブロンドンで決まりだろ。

 岡崎:セントウルSは圧勝でしたね。この距離の重賞で3馬身差だから、2着以下とは力が一枚も二枚も違いました。

 荒井:3度目の1200メートルでようやくペースにアジャストしてきたな。

 岡崎:ただ、やはり心配なのは日程です。キーンランドCから中1週で札幌→美浦→阪神と動いてセントウルS出走。さらに美浦に戻って中2週でGIはタフな馬でもさすがに厳しいのでは…。

 荒井:先週末は坂路の調教を見てたんだけど、土、日曜ともに軽い時計を出していたし、体なんかを見てもデキ落ちは感じなかったぞ。

 岡崎:自分の目を信じての◎というわけですね。

 荒井:そういうこと。お前も当然◎だろ?

 岡崎:僕はセントウルS後に実物を見てないので…力を認めつつも〇にとどめます。◎はダノンスマッシュです。

 荒井:まあ、タワーじゃないとすればそっちになるよな。キーンランドCではタワーを完封しているわけだし。

 岡崎:ええ。函館スプリントSを使えなかったのは誤算でしたが、そのうっぷんを晴らす勝ちっぷりでした。やはり現在のスプリント路線ではトップレベルですよ。

 荒井:そこに異論はないけど、持ち時計(1分07秒5)がないのと中山初参戦ってとこが気になる。俺は▲にとどめる。

 岡崎:先輩の〇はモズスーパーフレア。

 荒井:高速馬場ならこの馬だろ。中山も〈3・1・0・0〉とオール連対。ダノンスマッシュにないものを多く持っている。

 岡崎:確かに舞台の適性だけならこの馬がナンバーワンですね。

 荒井:だろ? 逃げて1分07秒0前後で走れるんだからな。これを差し切るのは至難の業だぞ。

 岡崎:前走の北九州記念(4着)はプラス26キロでいかにも叩き台。本番でパフォーマンスを上げてきそうですね。▲にはリナーテを推します。

 荒井:キーンランドCは中身があったな。

 岡崎:ダノン、タワーに続く3着がこの馬でタワーとはハナ差。ダノンはともかくタワーとは実力五分と考えられます。

 荒井:京王杯SCでもタワーと0秒1差だ。

 岡崎:ええ。タワーに前走の疲れが少しでも残るようなら、逆転は可能でしょうね。

 荒井:タワー推しの俺としてはそれはない!と言いたいけどな。春の王者ミスターメロディはどう見る?

 岡崎:1秒0差8着のセントウルSは物足りなかったですね。

 荒井:高松宮記念を勝ったものの、まだ絶対王者の領域には程遠いんだろうな。

 岡崎:実績には敬意を表しつつも△が妥当です。