【ローズS】キーワードは「総合力」そこで浮上するのはオークス最先着ウィクトーリアだ!

2019年09月13日 21時02分

馬房で入念なストレッチを行うウィクトーリア。出走態勢は万全だ

【ローズS(日曜=15日、阪神芝外1800メートル=3着までに秋華賞優先出走権)新バージョンアップ作戦】先週の紫苑Sを▲◎○(3連単1万8020円)でズバッと決めた明石尚典記者が、今週の新VU作戦でターゲットに定めたのはGIIローズS。予想的中に求められるのは総合力。そして、このレースを勝つために求められるのもまた…。10・13秋華賞トライアル完全制覇に向けて指名した勝利の女神とは!?

 重馬場の16年を含めた近5回における勝ち馬の自身上がり3ハロンは33秒6→33秒9→33秒7→33秒5→33秒6。前後半4ハロン比で見たペースがS→M→M→M→Sなら、馬場レベル&ラップ不問で上がり33秒台を叩き出すことがVゴールの最低条件と言えよう。

 ただ、ラスト2→1ハロンの落差は最小で0秒6、最大で1秒1。ゴール前で必ずラップを落としながらも、最速上がりをマークした馬の勝利は2016、17年の2回にとどまる点には注意が必要だ。上がり33秒台が求められるレースキャラでありながら単純な瞬発力勝負にあらず。となれば、問われるのは「総合力」という結論になろうか。

 そこで大きく浮上するのがオークス最先着(4着)のウィクトーリア。例年以上の高速馬場のアシストがあったとはいえ、その頂上決戦は前後半4ハロン47秒0→47秒0のイーブンラップでレースレコード決着。紛れのないガチンコ勝負で叩き出したA級時計には、額面通りの高い評価を与える必要があろう。前後半4ハロン比はイーブンながら、中間4ハロンが48秒8で実際には、しっかりと息の入る流れ。4角15番手から勝ち馬に次ぐ上がり(34秒6)を叩き出しての直線猛追は、まさに「負けて強し」の表現がピッタリだ。

 4着パッシングスルー、5着フェアリーポルカの紫苑Sワンツーで、にわかに注目を集めたフローラSも前半3ハロン35秒9→中間4ハロン49秒4で完全なる前残りラップ。わずかハナ差ながら、レースの上がりを1秒上回っての差し切り勝ちには「着差以上の完勝」のタグをつけるのが妥当と言えよう。

 母ブラックエンブレムは当レースでまさかの15着大敗も、本番で悲願のGⅠ初制覇。母娘制覇のかかる"秋華賞が最も似合う女"ウィクトーリアには、母の雪辱を果たして堂々の主役候補として本番に挑んでもらいたい。