【ローズS・東西記者徹底討論】地力高いダノンファンタジーか対応力のシャドウディーヴァか

2019年09月11日 21時33分

山口はシャドウディーヴァ◎。成長力に期待した

【ローズS(日曜=15日、阪神芝外1800メートル=3着までに秋華賞優先出走権)東西記者徹底討論】3日間競馬の中日になる日曜阪神のGIIローズSは、桜花賞馬、オークス馬を欠いたメンバー構成。全馬本気(?)で最後の一冠、秋華賞の優先出走権を狙ってくる情勢だ。そんな中で「両刀」山口、「分析官」岡崎の狙いは春の既成勢力、それとも夏の上がり馬?

 岡崎翔(大阪スポーツ):タマネギ男だなんて、韓国の人は、なかなか軽妙なあだ名をつけますね。

 山口心平(東京スポーツ):ああ、韓国大統領の側近の人ね。昔はナッツ姫とかもいたなあ。

 岡崎:本名は知らなくてもタマネギ男と聞けば分かるし、むしろ親しみすら覚えてしまいます。われわれも韓国に倣って、分析官、両刀に代わる新たなネーミングはどうでしょうか?

 山口:例えば?

 岡崎:そうですね~、「生焼け肉男」とか「カキ男」とか。

 山口 は? 

 岡崎:よく“あたる”男、みたいな…。

 山口:食中毒に引っかけるとか、なんか縁起悪いし、センスなさすぎ。

 岡崎:う~ん。

 山口:そもそも自分を「よく当たる」とか言うのがずうずうしい。お前は「テキ屋のくじ引き男」ってとこだ。“本当に当たり入ってんの?”的な。

 岡崎:お、なかなかいいですね。長くて語呂悪いけど。

 山口:感心してる場合じゃねーだろ。中身も予想もスカスカのピーマン男と呼ばれないように、しっかり予想しろや。

 岡崎:はあ。

 山口:秋華賞は桜花賞馬もオークス馬も不在。今年はローズSの重要度は大きいだろうな。

 岡崎:春の実績馬と夏の上がり馬をどう比較するか。ここの結果次第では勢力図が一気に塗り替わる可能性もあります。

 山口:でも今年の牝馬戦線はハイレベルだ。そこで善戦してきた春の実績馬を簡単に逆転できるほどの上がり馬は見当たらないのが本音だ。

 岡崎:ですね。僕は◎ダノンファンタジー、○シゲルピンクダイヤで無難にまとめます。

 山口:実績的には仕方ないよな。

 岡崎:ダノンは距離不安がささやかれたオークスでの5着善戦は地力の高さゆえでしょう。1週前は相変わらず折り合いを欠くシーンを見せましたが、直線の伸びは素晴らしかった。いい形で夏を越したと見ていいでしょう。

 山口:問題はその折り合い面なんだよな。おそらく、ここはスローの瞬発力勝負。成長して進境が見られるか…。世代トップの力は分かっているけど、様子見で△かな。どうせ人気だろうし。

 岡崎:まともなら楽勝まであるでしょ。シゲルも春は脚元の不安を抱えつつだったけど、ウッドで長めからしっかり追えた1週前を見ると、もう大丈夫。気が勝ったタイプで久々も苦にしません。

 山口:そうだな。オークスは完全に距離の壁。このくらいの距離の決め手勝負はピッタリだ。

 岡崎:先輩の◎はシャドウディーヴァですか。

 山口:春も頑張っていたけど、まだまだ頼りなさが残る状態。調教、陣営の感触からも、ひと夏越して成長は確かだからな。

 岡崎:千八の距離は少し短いような…。

 山口:確かに二千以上がベターだけど、さっきも言ったようにスロー濃厚だし、広い阪神外回りなら対応可能だろ。ハーツクライ産駒の成長力を見せてくれるはずだ。

 岡崎:関東馬ならウィクトーリアのほうじゃないですか? 栗東に入厩しているけど、グラマラスな馬体や全身をいっぱいに使った躍動感のある走りに目を奪われますよ。逃げ差し自在で展開に左右されない強みもある。

 山口:次の京都内回りを見据えると、どういう競馬になるのか。逃げるのか差すのか。個人的には興味深いし、勝ち負けよりも文字通り“試走”に重きを置いた一戦かも。

 岡崎 ほかではビーチサンバですね。善戦型のイメージですが、この距離なら巻き返していい。

 山口:おれは、この馬を▲。純粋な切れ味勝負と見ればクイーンCでの末脚を評価しないわけにはいかないからな。舞台が替わる本番は知らんけど。

 岡崎:夏の上がり馬のスイープセレリタスとメイショウショウブを押さえておきます。前者はきさらぎ賞勝ちのダノンチェイサーとタイム差なしの接戦歴があるし、後者は1週前の伸び脚が光りました。

 山口:月曜中山では菊花賞トライアル、セントライト記念(月曜=16日、中山芝外2200メートル=3着までに菊花賞優先出走権)。

 岡崎:おっ、なかなかの粒揃いですね。

 山口:おれはエングレーバー◎。一度使っているアドバンテージと中山向きの長い脚が推し材料だ。

 岡崎:僕はダービー組は頼りない印象なので、オセアグレイトで勝負します。長距離適性は高く、菊花賞のダークホースになりうる馬です。