【京成杯AH】遅咲きの6歳馬ストーミーシーに実りの秋到来

2019年09月06日 21時01分

決め脚に磨きがかかってきたストーミーシー

【京成杯オータムハンデ(日曜=8日、中山芝外1600メートル)得ダネ情報】GIII京成杯AHの近年の傾向といえば、エアレーション効果が大きいためか、開幕週にもかかわらず差し、追い込みがやたらと決まること。この脚質傾向に目をつけた美浦得ダネ班は、前走で善戦マン返上を告げる勝利を挙げた「遅咲きの6歳馬」で全力勝負だ。

 実に1年9か月ぶり。ストーミーシーの前走、朱鷺Sでの勝利を斎藤誠調教師は「枠順や展開など、全てがうまくハマった感はあるけど、ずっと馬の状態は良かったので、それを証明できたのはうれしい」と感慨深げに振り返る。

 差し届かずのレース続きでも、確かに近走の中身には変化があった。コンスタントに脚を使えなかった馬が、今春の六甲S以降は6戦中5戦で最速上がりをマーク。特に4月のマイラーズCではインディチャンプやダノンプレミアムといったGI馬をも上回るキャリア最速の32秒0の上がりを繰り出すなど、切れ味に磨きをかけてきた。

「気持ちの面でオンとオフの切り替えがしっかりしてきた。馬群の中でレースができるようになったのが大きいかな」とトレーナーが語る通り、パドックやレースの道中で無駄なエネルギーを使わなくなったことで爆発力も増大。それまでの歯がゆいレースから、一変の快勝劇を見せるに至ったのだろう。

 2か月ぶりだった前走から一転、今回は中1週での出走となるが、担当の村田助手は「久々に勝利したこともあってか、前走後はさらに活気が出てきました。それでいて普段は落ち着きもあります。冬場は馬に硬さが出るけど、この時期はそれもなく至って順調です」と状態面に太鼓判を押す。

 実際、ビッシリ追われて坂路4ハロン52・5―12・6秒としっかり時計を出せたのがその証しであり、中1週は過去〈1・1・1・0〉と馬券圏外一度もなしのデータも心強い限りだ。

 斎藤誠厩舎といえば、2015年に13番人気のフラアンジェリコが最速上がりを駆使し、実に7歳秋にして初の重賞制覇を決めた。あれから4年。6歳ストーミーシーがまさに今、“収穫の秋”を迎えようとしている。