【札幌記念】前年覇者サングレーザーが凱旋門賞視野のGI馬2頭の一角を崩す

2019年08月16日 21時02分

連覇を狙うサングレーザー。GI馬4頭を蹴散らしてみせる!!

【札幌記念(日曜=18日、札幌芝2000メートル)新バージョンアップ作戦】10・6凱旋門賞の壮行レース的なムードが漂う、サマー2000シリーズ第4戦のGII札幌記念。それでも先の関屋記念を◎△△、3連単2万6410円的中の明石尚典記者は前年の覇者サングレーザーに◎。昨年の札幌記念を◎△△(3連単1万6590円)で仕留めた“夏男・明石”は再びこの馬で勝負する。

 早々に馬券発売の決まった凱旋門賞に、天皇賞・秋からスタートする秋古馬3冠。国内外の大舞台を見据えた多くのGIホースたちが今年もこの札幌記念を始動戦に選んだ。心情的には日本代表として世界へ羽ばたくフィエールマン、ブラストワンピースを応援したいところだが、片や年明け初戦のアメリカJCCで2着、片や前走の目黒記念で8着とかつてのテイエムオペラオー、ディープインパクト級の“絶対王者”でないことは動かしがたい事実だ。GI馬たちにつけ入る隙があるのなら、ひとひねりするのが当欄の流儀。ここは昨年の覇者サングレーザーに一角崩しの期待を懸ける。

 昨年はマカヒキ、モズカッチャン、ネオリアリズムのGI馬3頭を撃破。再び波乱を巻き起こせるかは能力に陰りがないことが最低条件となろうが、安田記念のラップを見ればその心配は杞憂に終わりそうだ。

 2018年=前3ハロン34秒2→5ハロン56秒8、19年=34秒5→57秒0と通過ラップはほぼ同じ。一方、自身の走破時計は1分31秒5から1分31秒1へとジャンプアップさせている。例年以上の高速馬場のアシストがあったとはいえ、0秒4の上積みはVタイム(1分31秒3→1分30秒9)と全く同じ。自身の前後半3ハロンラップ合計も68秒6(34秒9+33秒7)→68秒5(35秒6+32秒9)とほぼイーブンなら、能力減退どころか、まだ伸びシロが残されていると考えるのが妥当だ。

 台風10号の進路と重なって当日の馬場レベルが読みづらいものの、昨年は稍重で10ハロン=2分01秒1の低速決着。前後5ハロン59秒1→62秒0の消耗戦を制したのだから、多少の渋化は問題あるまい。昨年より分厚い今年のラインアップを蹴散らせば、待望のGIタイトルが視野に入ってくるのは確実。2年連続のジャイアントキリングで、実りの秋へ向けた第一歩を踏み出す。