【関屋記念】ミッキーグローリー「国枝調教師&ルメール」最強タッグのディープ産駒を主役に指名

2019年08月09日 21時02分

丹念な洗顔作業に、ご満悦のミッキーグローリー

【関屋記念(日曜=11日、新潟芝外1600メートル)新バージョンアップ作戦】真夏の新潟開催は中盤戦に突入。日曜はサマーマイルシリーズ第2戦(9・8京成杯AHまで全3戦)のGIII関屋記念が行われる。今年の3歳マイル路線のレベルに疑問を持つ新VU作戦の明石尚典記者は、6歳のミッキーグローリーに◎。バイオリズム絶好の国枝調教師&ルメール…最強タッグのディープインパクト産駒を主役に指名した。

 サマーマイルシリーズ第1戦の中京記念はグルーヴィット&クリノガウディーによる3歳ワンツー。両馬ともにNHKマイルC惨敗からの巻き返しとなれば、世代レベルの高さを満天下に示した、と結論付けたくなるところだが…。

 NHKマイルCのVタイム1分32秒4は同日の準オープン・湘南Sをコンマ2秒上回っただけ。同じ1分32秒台の決着でも湘南SのVタイムが1分33~34秒台にとどまった16~18年とは記録(時計)の重みが違う。

 高速馬場の恩恵を受けた今年の3歳マイル王決定戦をハイレベルとするのは早計。シリーズ初戦とは打って変わった、古馬台頭のシーンも決してあり得ない結末ではない。

 白羽の矢を立てたのがミッキーグローリー。15年の新馬戦以来の左回りマイル参戦も、ラップ対応に不安なしとみての決断だ。

 5歳にして初タイトル奪取の昨秋・京成杯AHのVタイムが1分32秒4。時計的にはまずまずといったところだが、前後半3ハロンは34秒7→34秒3とイーブンに近いラップ構成。まぎれの生じにくいMペースでラスト2ハロン11秒5→11秒4の加速ラップを差し切ったのだから、その瞬発力には額面以上の評価を与える必要があろう。

 同じマイル戦でも求められる適性があまりにも違い過ぎる中山と新潟。結果がそのままスライドするか疑問視する向きもあろうが、例年通り1分31~32秒台前半の高速決着なら前後半3ハロン差の目安は1秒以内。コース形態は似て非なるものでも、ラップバランスは相似形を描く可能性が極めて高い。しかも今度はラスト2→1ハロンで1秒以上のラップ急落の可能性大となれば…。あくまで机上ながら、再びゴール前強襲の計算が成り立つことになる。

 父ディープインパクトが7月30日に急死。「死んだ種牡馬の子は走る」の格言に加えて、管理する国枝調教師はレパードSを制覇。手綱を取るルメールも1日8勝の離れ業を演じたばかりと、陣営はノリにノった面々ばかり。もはや実りの秋に向けて、絶好のスタートを切る要素しか見当たらない。