【関屋記念】ミエノサクシード 新潟替わりをプラス材料に目指せ“馬券のスマイルシンデレラ”

2019年08月09日 21時01分

馬房でストレッチを行うミエノサクシード

【関屋記念(日曜=11日、新潟芝外1600メートル)栗東トレセン発秘話】渋野日向子選手の全英女子オープン優勝級にうれしいサプライズだったのが、先週のディアドラの英GI制覇。ドバイ→香港→英国とハードに海外を転戦しながら、結果を出すのだから本当に頭の下がる思いである。

 この快挙、もちろんディアドラ自身の高い能力が呼び水となったわけだが、ニューマーケットに腰を据えた調教が功を奏した面もあるのだろう。

「日本の競馬場はオーバル(楕円形)のものが主流ですが、むこうのコース形態は様々で起伏も大きい。それらに対応できるよう、ニューマーケットには広大な敷地に様々な調教施設があるんです。それを組み合わせながら、目標のレースに向けて馬をつくっていきました」(橋田調教師)

 有名なウォーレンヒル(自然の傾斜を利用した坂路)での調教はその一例。適材適所で行われる日々の鍛錬が、タフな競馬場を克服する下支えになったのでは、と思った次第である。

 さて、今週の関屋記念にも、そんな積み重ねの重要性を感じさせる馬がいる。

「関西圏(京都、阪神)には左回りの競馬場がないこともあって、右回りのほうが得意という馬が少なくないんですよ」

 こう話すのはミエノサクシードの喜多助手。同馬は左回りだと内にモタれるため、結果が出ないことが多かったが、「前走(中京記念=4着)は4コーナーを持ったまま回ってくることができました。左回りを使うごとに、経験値を上げていってくれていますね」。

 その前走はコーナーのタイトな中京。一戦ごとに左回りの競馬ぶりが上達しており、緩やかな新潟に替わる今回は「左回りで一番いい条件だと思います」と喜多助手は手応え十分だ。

 中京記念の上位組は関屋記念で惨敗続き…。そんな不吉なデータもあるが、ミエノサクシードに限っては新潟替わりはプラス材料。ジンクスも軽く吹き飛ばして、「馬券のスマイルシンデレラ」になってくれないかと期待している。