【阿蘇S】メイショウワザシ 中1週なのに滞在せず栗東に戻ったワケ

2019年08月07日 21時31分

メイショウワザシは中1週でも栗東からの再輸送を選択した

【阿蘇S(土曜=10日、小倉ダート1700メートル)栗東トレセン発秘話】現在、栗東トレセンに管理馬を滞在させている小島調教師がこんな言葉を漏らした。

「新潟に行くのはおそらく許されないと思っていた。認めてもらったのはすごくありがたい」

 何のことを言っているのかといえば、栗東滞在の関東馬が直接、新潟競馬に出走できるようになったことについて。昨年から栗東→中京&小倉への出走は可能になったが(未勝利以外)、栗東→新潟は認められていなかったのだ。

 ところが現在は美浦の南ウッドコースが改修工事で使えないため、重賞出走馬とその帯同馬のみ栗東→新潟のルートが許されているのだという(もちろん南ウッドが使用できるようになれば、この方式は再び禁止に)。

 関屋記念(日曜=11日、新潟芝外1600メートル)に出走するロードクエストはまさにこの適用。前走の中京記念(11着)前から栗東に滞在しているが、中京記念と関屋記念の間隔が中2週しかないため、栗東から新潟に行くのと、一旦美浦に戻って新潟に行くのとでは輸送の負担がまったく違ってくる。だからこそ、小島調教師から冒頭の「ありがたい」という言葉が出たのだ。

 小島厩舎以外にもウッド利用込みで関東馬が滞在している今夏の栗東トレセン。ウッドの存在が馬にいつもと違う動きをもたらしており、その重要性を改めて知る年になった気がする。

 土曜小倉メイン・阿蘇Sに出走するメイショウワザシは、中1週のローテながら、小倉滞在を選ばず、一旦栗東に戻るルートを選んだ。滞在だと厩務員に加え、調整役の助手も必要となる人手の問題もあるが、関東馬と同じように、やはりウッドの存在が大きかったという。

「そりゃあ滞在したほうが輸送という面ではいいけど、小倉でのダート調教となると馬場が硬いし、なかなか調整しにくいからね。それなら再度の輸送になっても、ウッドで乗れる栗東のほうがいいと思ったんだ」(南井調教師)

 小倉3戦すべてがワンサイド勝ちというコース巧者。普段通りの調整できっちりオープンVを決めて、秋に備えたいところだ。