【コスモス賞】父・ゴールドシップと同じ道を選んだサトノゴールド「上積みかなりある」

2019年08月06日 21時33分

サトノゴールドの動向に注目だ

【コスモス賞(土曜=10日、札幌芝1800メートル)POGマル秘週報】ゴールドシップ産駒最初の勝ち上がりとなったサトノゴールドが、コスモス賞にエントリー。現在のところ出否は未定だが、同じ須貝厩舎所属だった父も函館の新馬勝ち後、当レースで連勝を決めている。正式にゴーサインが出れば、息子もまた連勝を決められるのか、大いに注目を集めることだろう。

 もっとも、ゴールドシップの2歳時(2011年)はまだ函館と札幌が8週ずつの計32日開催だった時代。当時のコスモス賞は9月10日、その後の札幌2歳Sは10月1日の施行だった。7月9日に新馬勝ちした父にとってはごく普通のローテでも、仮に息子のサトノゴールドがコスモス賞出走に踏み切ると新馬戦(7月14日)から中3週。そこから札幌2歳S(8月31日)まで中2週の過密日程となるだけに、出走に関して陣営が慎重になるのはむしろ自然な流れだろう。

「ゴールドシップの時はコスモス賞出走の際に函館から札幌に持っていって、そのまま在厩で2歳Sを使った。今回(サトノゴールドを)使うとなると、函館から札幌に連れていった後、もう一度函館に戻って再度の輸送で(2歳Sに)行くことになるのがどうかな」とは父も手がけた今浪厩務員。安易な判断はできない状況下にあることは察しがつく。

 とはいえ、サトノゴールドの調整自体はこの中間も順調そのもの。稽古をつける北村助手は「実戦を使って切れ味が出てきました。お父さんは切れる脚を使うタイプではなかったので、産駒にそういう面が出てきたのは大きいよね。当面の目標は(札幌)2歳Sだけど、馬体は緩めていないし、上積みはかなりあると思いますよ」と状態面には太鼓判を押す。

 父が出走したコスモス賞は8頭立てで、うち5頭が地方所属馬。今年も登録13頭のうち6頭が地方馬で何やら似たようなムードが漂う。出走に踏み切るのか、その動向から目が離せそうもない。

 一方、コスモス賞の翌日に芝2000メートルの新馬戦が組まれていることにも注目してもらいたい。函館を含めた北海道シリーズでは初のケース。その存在意義はまたの機会に譲るとして、この希少なレースに早くから照準を定めてきたのがヴィアメント(牡=父キングカメハメハ・鹿戸)だ。

 同じ鹿戸厩舎の所属馬だった母ダイワズームは未勝利戦→デイジー賞→スイートピーSの3連勝でオークスに駒を進め、6着に奮闘。母も担当していた上田厩務員は「お母さんはハーツクライの産駒でおくてだったのか、なかなか馬体がしっかりしてこなくて、ようやく固まってきたのが3歳の春ごろだったんです。それに比べてこの子は牡馬だからか、最初から肉付きが良くて、しっかりしている。本当に迫力ある馬っぷりなんですよね。自分の中でも思い入れのある血統だし、任せてくれた(鹿戸)先生の期待にも応えたい」と気合が入っている。

 美浦から丹念に乗り込まれ、函館入り後の調整も順調。未勝利勝ちがデビュー7戦目だった母とは対照的に、完成度が高そうな動きを見せている。鞍上・福永で迎える初陣から要チェックだ。