【小倉記念】ノーブルマーズに重賞ウイナー仲間入りの絶好機到来

2019年08月02日 21時01分

水まきをする厩舎へ戻ってきたノーブルマーズ。夏場らしい光景だ

【小倉記念(日曜=4日、小倉芝2000メートル)得ダネ情報】GIII小倉記念の穴馬探しに奔走した栗東得ダネ班は、ある男のあるフレーズに魅了された。意味するところは、あの馬が重賞タイトルを奪取できないわけがない。ここは黙って全力買いだ。

「伝説の新馬戦」というフレーズを知っている人は多いだろうが、「伝説の萩S」を知っている人は少ないだろう。命名者は宮本調教師だ。

「ノーブルマーズが出走した年の萩Sのメンバーはウチの馬以外、全馬重賞を勝っているんよ。今思えば、相当強い馬が集まっていたということ。あれは“伝説の萩S”と言っていいんちゃう」

 その2015年萩Sの勝ち馬ブラックスピネルは東京新聞杯(17年)を制し、2着スマートオーディンはこれまで重賞4勝。3着レインボーラインに至っては天皇賞・春(18年)を勝ちGI馬になっている。どんじりに敗れたプロフェットでさえ、京成杯(16年)Vだから、確かに15年の萩S=伝説扱いしても、おかしくはないレースなのかも。

 その中で唯一グレードレースを勝っていないのがノーブルマーズ(4着)だが…。総獲得賞金では2億円を超え、レインボーラインに次ぐナンバー2。獲得タイトルでは負けても、レースで稼いできたマネーは、ほかの重賞Vメンバーに決してヒケを取らない。そんな地道に築き上げてきた誇るべき“成果”を持つ馬が、小倉記念で満を持して重賞初タイトルを狙っている。

「前走の宝塚記念(6着)でもしまいは伸びていた。力があるところは見せてくれているからね。使いながら調子を上げるタイプだし、叩き3走目の今回が走り頃」と宮本調教師。このところ東西主場(東京、京都、阪神)での出走が続いたが、「長く脚を使うというより、一瞬の瞬発力がある馬。小回りの小倉はいいと思うんだよな」とコース替わりも歓迎ムードだ。

 重賞連勝中のメールドグラースが最大の強敵となるが、鳴尾記念では同斤で0秒4差。1・5キロもらいになる今回は着差は確実に縮まるはず。遅まきながら、ここで重賞ウイナーの仲間入りを果たし、自身命名の「伝説の萩S」を確固たるものに…。宮本調教師が野望?に燃えている。