【バーデンバーデンC】エメラルエナジー たどり着いたベスト舞台で「連チャンモード」突入

2019年07月12日 21時01分

洗い場で荒ぶるエメラルエナジー。実に若々しい

【バーデンバーデンC(日曜=14日、福島芝1200メートル)得ダネ情報】日曜福島メインのバーデンバーデンCの穴馬探しに奔走した美浦得ダネ班が、激奨してきたのはエメラルエナジー。前走のアクアマリンSで9番人気の低評価を覆す、鮮やかな差し切りを決めた大ベテランは、適舞台を得たことで今、エナジーに満ちあふれている。

 実に7歳にしてオープン入り。「遅咲き」とするにも、ちょっと遅過ぎの印象もあるエメラルエナジーだが、半弟に今春のスプリングSを制したエメラルファイトがいる血統的なバックボーンがあるとなると…。これからひと花咲かせる可能性は十分に秘めていよう。

「腰が甘かったり弱さが残っていたので、ずっとダートを使ってきたけど、本来ならもっと前に芝を試してみたかったんだ。距離も(ダート中距離で)結果が出ない時期があって短くしてみたらアッサリ500万勝ち(17年5月)したでしょ。要するに芝の短距離がぴったりハマる条件だったんだと思う」(担当の永田厩務員)

 ダート1800メートルで未勝利→500万下を連勝した若駒時代からは、芝1200メートルでの準オープン勝ちはイメージしにくいところだが、ダート中距離→ダート短距離→芝短距離と段階を踏みつつ、ベスト条件にたどり着いたのだ。

 芝路線転向後に即結果が出たわけではない。その脚質ゆえに展開が向かなかったり、不利を受けたり…。それでも「着順はともかく、着差はそれほど大きくない競馬ばかりだったからね。それなりに手応えはあった」と振り返る永田厩務員は、「前走はいつもよりは前につけて、勝ちに行くような競馬ができた。小回り福島で、オープンクラスとなると、前も簡単に止まらないだろうから、あの形で勝てたのは大きいし、ジョッキー(津村)もいいイメージで乗れるはず」と、より安定感を増した走りを高く評価する。

「もう7歳。もっと早く芝を使えていればよかったんだけどねぇ」と冗談めかすのも、着実な進化を見せ、まだまだ年齢を感じさせない馬への自信の裏返しと言えようか。

「ハンデは思っていたよりも1キロ軽い52キロ。かみ合いさえすれば、オープンでもやれるんじゃないかと期待しているんだ」

 ようやくたどり着いたベスト舞台で躍動する大ベテランが、再び穴をあける――。