【七夕賞】7・7七夕決戦の意外な狙い馬 過去4回のデータで人気薄の高齢馬浮上

2019年07月06日 16時30分

世界女王となった勢いで重賞初制覇を狙う菜七子

 夏の福島競馬を彩る名物レース・七夕賞(芝2000メートル)が7日、ゲートオープンを迎える。今年で55回目と半世紀以上の歴史を誇る伝統のGIIIとはいえ、七夕(7月7日)当日の開催はわずかに4回を数えるのみ。13年以来となる“七夕決戦”の歴史をひもといてみると、意外な狙い馬が浮かび上がってきた。

 過去4回でトップハンデを背負った馬の勝利はゼロ。これで今年のトップハンデ57・5キロを背負うミッキースワローはちゅうちょなくオミットできる。伸び盛りの4歳馬もVゴールには未到達。となれば、新潟大賞典で上がり32秒8の鬼脚を繰り出したロシュフォールにもにわかに暗雲が垂れ込めてくる。人気両馬を軽視できる下地が整ったところで、目を引くのが6~7歳の健闘ぶり。一般的に競走馬の充実期とされる4~5歳と五分の4連対なら、人気薄の高齢馬を軸に据えた馬券作戦も十分に成立しよう。

 イチオシは“7”月“7”日の“七”夕賞で藤田菜“七”子が騎乗する“7”歳馬のゴールドサーベラス。これでもかと7が並ぶフィーバー状態は大谷翔平もびっくりの170キロ級直球サインだが、前走の谷川岳S(4着)はマイル1分32秒台走破&上がり32秒台マークと見せ場たっぷりの内容。前走比マイナス2キロのハンデ54キロなら、圏内突入のシーンがあっても不思議はない。

 もちろん手綱を取る菜七子自身の充実ぶりも見逃せない。先月30日には「ウィメンジョッキーズワールドカップ」に参加し、2勝2着1回の好成績を挙げて総合優勝。今年からリニューアルされた、新シリーズの初代チャンピオンの座を見事に射止めてみせた。

 菜七子が“世界一”の称号を手にした舞台はスウェーデンのストックホルム近郊にあるブローパーク競馬場。そのストックホルム出身の著名人として真っ先に名前が挙がるのがダイナマイトの発明で知られるアルフレッド・ノーベルだ。氏の遺言を元に創設されたノーベル賞は物理学、化学、生理学、医学、文学、平和および経済学の分野で顕著な功績を残した人物を対象とし、その授賞式では受賞者に賞金と特注の金メダルが贈られるのが通例となっている。

 ノーベル賞のお膝元・ストックホルムで金メダルをゲットした菜七子が、凱旋騎乗でゴールドサーベラスとタッグを結成。今年のリアル七夕賞はこの“黄金コンビ”がもたらすゴールドラッシュに湧くこと間違いなしか。