【七夕賞】クレッシェンドラヴ重賞取りへ「準備」「ローテ」「意識」三拍子揃った!

2019年07月02日 21時34分

上昇一途のクレッシェンドラヴ。前走で“予行演習”もしっかり済ませた

【七夕賞(日曜=7日、福島芝2000メートル)dodo馬券】今週末の福島メインはサマー2000シリーズ開幕戦(9・1新潟記念まで全5戦)のGIII七夕賞。今年は7月7日=七夕の日にちょうど重なった、みちのく名物のハンデ重賞だ。毎年のように波乱が続き、一筋縄ではいかない当レースはまさに穴馬指名の当欄向き。今年の波乱の主役は? 明確な意図を持って重賞タイトルを取りにきた◎クレッシェンドラヴだ。

 クレッシェンドラヴは全5勝のうち4勝を中山コースでマーク。極端な切れ味はないが、長くいい脚を使える典型的な中山巧者だ。「(2走前を勝って)オープンに上がって次はどの舞台を使うのがいいのか。中山は秋までなかったので…」。林調教師はいろいろ思案したようだが、イメージにあったのは中山コースと求められる要素が似ている福島コースだった。

「七夕賞はこの馬にいい舞台だと思ってました。だから中2週でもあえて(七夕賞と)同じ舞台(福島民報杯)を使ったんです」

 それまでは適度に間隔を空けつつ大事に使ってきたが、強行ローテを承知で課した“走行テスト”。よどみない流れをいつも通りのまくりで積極的に運び、2着に敗れたとはいえ十分にメドの立つ走りを見せた。「思っていた通りのいい競馬ができたし、コース適性を確認することができた。同じ舞台を経験したことはプラスになるでしょうし、これならという手応えはつかめた」

 福島芝2000メートルへの相性の良さ、鞍上の仕掛けどころ、輸送競馬のサジ加減など手にしたものは多かったようで、オープン入り初戦で2着という結果以上に収穫ある一戦となった。

 その後はじっくりと間隔を空け、目標のここへ向けて調整。1週前追い切りは内田博が騎乗して坂路で4ハロン51・6―37・1―12・1秒を馬なりでマークした。「1週前としては十分。すごくいい動きだったね」と同師も満足げな表情だ。

 もちろん相手強化でこれまで以上にハードルは高くなるが「難しいところのある馬なので、内田騎手が続けて乗ってくれるのは大きい」と主戦の存在も心強い。

 オジュウチョウサンやウインブライトのようにゆったりと成長曲線を描き、本格化するや安定した強さを発揮するステイゴールド産駒。そして七夕賞というレースに向けての準備、ローテ、陣営の意識といったすべてが他馬より一歩リード。勝利確率はかなりのものに思える。