【巴賞・後記】超伏兵スズカデヴィアス豪快差し切り 橋田調教師は勝浦に最大級の賛辞

2019年07月01日 21時30分

勝浦会心の騎乗で豪快に差し切り勝ちのスズカデヴィアス(手前)

 6月30日の函館メイン・巴賞(3歳上オープン、芝1800メートル)は、13番人気の超伏兵スズカデヴィアス(牡8・橋田)が後方2番手追走から豪快に差し切った。近走は気性面の悪さが出て惨敗を続けていたが、初騎乗の勝浦が同馬の持ち味を最大限に引き出した。

「斤量を背負っていたので初速の乗りが悪かったけど、勢いに乗せてしまえば大丈夫と思っていた。ペースが流れて思い通りの競馬ができた」と勝浦は会心の騎乗に笑顔を見せた。

 5ハロン通過は59秒1。ラスト3ハロンが36秒4とペースが落ち込む稍重馬場を考えれば、先行勢には厳しい競馬。展開がハマった感は否めないが、59キロを背負って道中は置かれながらも、鞍上は3角過ぎまで追い出しを我慢し、昨年の巴賞勝ち馬で2キロの斤量差があったナイトオブナイツとの叩き合いを制した事実は大きい。

 目標のGIII函館記念(7月14日=函館芝2000メートル)に向けて見通しは明るくなった。

「気難しい面がある馬ですけど、今日は鞍上が馬の気持ちを持続させて上手に乗ってくれた。この馬場で59キロを背負って、よく頑張ってくれた」と橋田調教師は勝浦に最大級の賛辞を贈った。

 次走はハンデ戦でも今回以上の斤量を背負うことはないだろうし、道中はもう少し楽な位置で立ち回れるはず。衰え知らずの古豪が、この日のような豪快な追い込みを決めるシーンもありそうだ。