北村宏が現場復帰 落馬負傷後初の調教に騎乗

2019年06月21日 13時54分

現場復帰した北村宏(右)に国枝調教師(左)が握手

 3月2日の中山で落馬し、顔面の複雑骨折やふくらはぎの筋肉損傷などの重傷を負った北村宏司(38=美浦・フリー)が21日朝、事故後初めて美浦トレセンで調教に騎乗した。

 朝一番に坂路で藤沢和厩舎のライラックカラー(古馬3勝クラス)に騎乗。3頭縦列の真ん中を折り合い良く駆け上がった(4ハロン63・9―46・9―15・1秒)。久々のブランクを一切感じさせないスムーズな所作に、見届けた藤沢和調教師は「おとなしい馬に乗せたのかって? いやいや、うるさい馬だよ(笑い)。うん。大丈夫だ」と冗談を交えながら、満足そうにうなずいた。

 調教後に取材に応じた北村宏は「いい意味で(負傷前と)変わらず。昨日は乗馬に乗って今朝は現役の競走馬でしたが、違和感なく乗ることができました」。しかし、実戦復帰への具体的なプランを問われると「まだそこは一切未定。治療とリハビリを繰り返しながら、判断していくことになります」と慎重な姿勢を見せた。

 トレセンでは周囲のジョッキーや調教助手から、温かい言葉をかけられていた北村宏。競馬場でファンの前に姿を見せるのはもう少し先になりそうだが、復帰へ向けて大きな一歩を踏み出した。