【宝塚記念GP値】仕上がり満点レイデオロ「42」ルメール「初めて(宝塚記念を)勝つ大きなチャンス」

2019年06月20日 21時33分

レイデオロの完璧な仕上がりを強調した鞍上のルメール。手前左は藤沢和調教師

【宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)令和元年・宝塚決戦「夏の祭典」独断!グランプリ値】上半期最後の大一番・第60回宝塚記念はGI馬6頭が集う豪華メンバーとなったが、注目はアーモンドアイに続くファン投票2位の支持を集めたレイデオロ。今回はドバイシーマクラシック6着からの帰国初戦となるが、ルメールを背にした最終追いでは軽快な走りを披露。グランプリ値でも満点の仕上がり10をマークで、3つ目のGI制覇へ一歩近づいた――。

◇レイデオロ(GP値42=実績9、仕上がり10、舞台7、ローテ8、道悪8)◇

 昨年(4着)に続いて今年もドバイシーマクラシックでは6着と結果が出なかったが、国内に限れば〈7・2・1・1〉と崩れたことがほとんどない。「ドバイではエキサイトしていたが、日本では落ち着いている」(ルメール)、「ドバイではリズムが良くなかったが、日本では頑張ってくれる」(藤沢和調教師)というのが陣営の一致した見解。今回は国内レースだけに、GI・2勝の実力を見せつけたい。

 注目の最終追い切りは南ウッドコースで同厩の古馬3勝クラス(トレクァルティスタ)を1馬身後方から追走。4角で内を回って並びかけると、直線では目いっぱいに追いすがる僚馬を尻目に馬なりのまま楽々と併入。4ハロン53・5―38・9―12・6秒をマークした。

 2週続けて手綱を取った主戦・ルメールは「すごくいい追い切りができました。リラックスしていてスムーズだったし、直線に入ってからの反応も良かった。彼のコンディションはバッチリです」と完璧な仕上がりを強調。初の阪神内回りコースや、週末の天気など気になる材料もあるが「内回りは直線が短いですし、今回は後ろから行く予定なのでペースがカギになりますが、今年はキセキがいるのできっといいペースになると思います。重い馬場も好きではありませんけど、(稍重の)有馬記念では2着と頑張ってくれました。自信はあります」とルメールはキッパリ言い切った。

 ここまで3歳時にダービー、4歳時に天皇賞・秋とタイトルを重ねてきた同馬だが、“ダービー馬が5歳時にGI制覇”となると、グレード制導入後では5頭目の快挙となる。

 藤沢和調教師も「レイデオロは強い馬ですからね。もう少し(GIを)勝ってもらいたい」とさらなるビッグタイトル獲得へ、意欲を隠さない。

 厩舎にとっても、ルメールにとっても初勝利がかかる宝塚記念。ルメールは「先週(仏オークス=13着)は結果が出ませんでしたが、これも競馬なので仕方ありません。今週はまた日本で乗りますし、初めて(宝塚記念を)勝つ大きなチャンスです。ファンのみなさんの応援にはいつも感謝してますし、期待に応えられるように頑張りたいです」と決意を語った。