【宝塚記念GP値】ドバイでひと皮むけたスワーヴリチャード「41」阪神コースは「相性いい」

2019年06月19日 21時33分

シャワーを浴びて気分爽快なスワーヴリチャード

【宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)令和元年・宝塚決戦「夏の祭典」独断!グランプリ値】独創的かつ独断的に、第60回宝塚記念の有力馬の可能性を数値化する「グランプリ値」。今回は海外遠征明けの関西馬に迫る――。ドバイシーマクラシックが初の海外遠征だったスワーヴリチャード。本来なら理想のステップとは言い難いが、海外武者修行が血となり肉となったようだ。

◇スワーヴリチャード(GP値41=実績8、今でしょ10、舞台8、ローテ8、道悪7)◇

 ドバイシーマC・3着という結果を大健闘と取るか、消化不良と取るか。スワーヴリチャードを管理する庄野調教師の見解は完全に後者である。

「状態は申し分なかったし、勝つチャンスは十分にあった。モレイラも手応えを感じてくれていたんだが、結果だけが残念だった」

 想定外だったのは位置取りで「(8頭立ての7番枠という)枠順の影響もあり、下げないと外を回らされかねない形になってしまった」。

 さらに道中は2頭出しゴドルフィン勢の一頭レーシングヒストリー(もう一頭は勝ち馬オールドペルシアン)にマークされ、動きづらい状況に。外に行こうとすれば外へ、内に行こうとすれば内へと寄られ、結果的に4コーナー最後方の厳しい位置取りになってしまっては…。

 しかし“アウェーの洗礼”はそれだけ実力を認められていたからこそ。負けて強しの一戦だったことは間違いあるまい。何より海外へのチャレンジはスワーヴリチャードをさらにひと回り成長させた。

「馬がたくましくなったというか、ドッシリしてきた。ずいぶん大人になった感じがする」

“かわいい子には旅をさせろ”ではないが、ドバイでモマれてきた経験がしっかりと実になっているという。

 精神的な成長を感じているのは、担当の久保淳助手も同様で、「稽古でも以前のようにがむしゃらに走る感じではなくなってきた。まだ行ってはいけないという時には、しっかりブレーキが利くようになったし、直線でも乗り手の指示を待ってスッと反応できるようになっている」と抑制の利いた“大人の走り”に確かな手応えを感じている。

 不安視されがちな海外帰りの臨戦とはいえ、調整もすこぶる順調。ここ2週の追い切りはトレーナーも納得の動きで「状態は前回に負けないくらい」。またサウスポーと言われがちだが、阪神コースの適性についても「3戦2勝と相性はいい。右回りだとか、坂があるとか、そういうものに関係なく走れる馬になってほしいと思っているし、実際そうなりつつある」とキッパリだ。

 ドバイでの経験を経て精神的にひと皮むけたスワーヴリチャードをいつ買うか? 今でしょ。