【エプソムC・東西記者徹底討論】良血&レーン騎乗のプロディガルサンか地力違うミッキースワローか

2019年06月05日 21時32分

東京の高速馬場の適性は高いプロディガルサン

【エプソムC(日曜=9日、東京芝1800メートル)東西記者徹底討論】春のGIシリーズで結果を出せず、焦りまくる「独創」荒井とマイペースの「馼王」西谷。人としてどちらがマシかは別にして、競馬の世界は当たった者勝ち。GIIIエプソムC的中で、どん底から這い上がるのは果たしてどっち!?

 荒井敏彦(東京スポーツ):東京のGI・5連発も終わってすっかり夏モード。この状態で夏本番を迎えるのは嫌だなあ~。

 西谷哲生(大阪スポーツ):そうやっておなかを触っても急にはヘコみませんよ。とりあえずヤケ酒をやめてみたらどうです?

 荒井:分かってはいるんだよ。それにしても、穴があったら入りたい散々な結果が続いているからな。何かが違うのは気付いているんだが…。

 西谷:そうやって引きずるよりは、ちゃんとリセットしないと。

 荒井:なんでもバーチャル感覚のヤツと一緒にしてほしくないわ。函館出張が始まる前に、なんとか連敗を止めてみせるぞ。

 西谷:熱くなるのはいいんですが、人を批判するくらいなら、その前にちゃんと復習してくださいよ。高速決着が続いた東京のGIで大活躍したのが何を隠そうディープインパクト産駒。ヴィクトリアマイル2着のプリモシーンに、オークス、ダービーがワンツー決着ですから。というわけで◎プロディガルサンです。

 荒井:ふ~ん。サラキアとの2択が裏目に出なければいいな。

 西谷:いやいや、全妹がオークスを勝ったラヴズオンリーユーと強烈な血の後押しがありますからね。人気の一頭ソーグリッタリングには六甲Sでクビ差敗れてますが、こちらは直線で前が詰まる不利がありました。ここまで2着8回と詰めの甘さに課題はありますけど、1800メートルでレーン鞍上なら、追い出しを待って何とか持たせるシーンがイメージできます。

 荒井:馬券に絡む確率は高いだろうが、6歳にしてキャラが一変するとも思えない。◎ミッキースワローのほうが信頼度は上じゃないか。新潟大賞典で3/4馬身及ばなかったメールドグラースは先週の鳴尾記念で重賞連勝。当時はこっちが休み明けでトップハンデ。しかも直線は進路を探しながらの追い上げだったことを考えれば、まともならGIIIでは地力が違う。

 西谷:でも大外一気では届かないのが今の東京ですから、ボクは押さえまで。馬場傾向からはダノンキングダムもチャンス十分でしょう。ここは先行馬が少ない上に、それなりに速い上がりでまとめられる馬ですから。近走は逃げる競馬が続いてましたけど、前走(府中S)は好位で我慢して抜け出す、中身のある一戦。あの競馬ができれば、ここでも楽しめそうです。

 荒井:道中のポジションより、自分のリズムで運べるかどうかなんだろうな。ただ、そのあたりよりはソーグリッタリングのほうが地力は上だろ。

 西谷:もちろん、▲で評価してますよ。線の細さが解消して、競馬ぶりが安定してきましたからね。前走の都大路Sで1分44秒6勝ちと超高速決着の対応力も証明済み。近走で唯一、崩れたキャピタルS(12着)はテン乗りで折り合いを欠いたもの。参考外にしていいかなと。

 荒井:サラキアはディープ産駒ってことよりも、マーメイドSには登録すらしなかったのが不気味なんだよな。秋華賞がアーモンドアイの4着なら、牡馬相手でも力量は上位に扱える。ただスタートが速くないので、位置取りが後ろになった時に不安はあるんだが…。

 西谷:あとは当舞台のメイS(2着)でも、それなりに流れに乗れたカラビナも押さえといたほうが良さそうですね。

 荒井:マーメイドS(日曜=9日、阪神芝内2000メートル)もちょっと触れとくか。

 西谷:好位差しの競馬をマスターしたスカーレットカラーに注目してます。3歳時は体質の弱さを抱えていたけど、ここにきて馬がしっかりしましたからね。

 荒井:オレは狙い続けてるランドネをもう一度。福島牝馬S(6着)はインで動けず、持ち味を発揮できずじまい。人気は落ちるだろうが、積極策を打てれば、GIIIはいつ勝ってもおかしくない馬だと思うぞ。