【エプソムC】実力最上位のソウルスターリング 完全復活あるぞ!

2019年06月04日 21時31分

まだ燃え尽きていないソウルスターリング。陣営は復活に手応えを感じている

【エプソムC(日曜=9日、東京芝1800メートル)dodo馬券】東京競馬場の5週連続GIも終了。夏競馬本番と言っていい暑さの中で今週末はGIIIエプソムカップ(9日、芝1800メートル)が行われる。例年、中距離を得意とする中堅クラスの牡馬が集結し、重賞初制覇を飾るケースも多々あるレース。ただ、メンバー層はあくまでGIIIレベルなら、実力最上位の牝馬ソウルスターリングの完全復活があってもいい。

 過去10年で牝馬の出走はわずか9回というレアケース。その要因はレースの立ち位置だ。同日の阪神では牝馬限定のGIIIマーメイドS(芝内2000メートル)が組まれている。新興勢力や格上挑戦組は牝馬同士、かつハンデ戦で軽い斤量で出走可能な同レースをチョイスするのが自然の流れだ。

 一方、一線級はGIヴィクトリアマイルが上半期の大目標。ここを勝てば安田記念、もしくは宝塚記念に流れて牡馬相手にタイトル上乗せも狙える。ウオッカやブエナビスタといった歴代の名牝が実際にたどった足跡だ。

 結果、エプソムCに出走する牝馬はどちらにも属さないタイプとなる。GIを勝ち切るまでの能力はない一方で、それなりに実績があるためハンデ戦は使いにくい。別定のGIIIなら牡馬相手でもと考える気持ちは分かるが、ヴィクトリアMから転戦組6頭のうち5頭は“ガス欠”だったのか馬券に絡むことはなかった。

 唯一の例外が1番人気に応えて快勝の2016年ルージュバック。同馬はGIタイトルこそなかったが、桜花賞とオークス(9、2着)で1番人気に支持された実力がGI級であったことは確か。実績十分の東京コース、かつ斤量54キロでいかんなく持ち前の末脚を発揮した。

 ソウルスターリングは桜花賞3着のオークス馬。3歳時の実績はルージュバックを上回る。脚質こそ異なるが、東京2勝とコース適性もOK。ただし、オークス以降の2年間でマークした勝ち星はゼロ(8戦)。同期のフランケル産駒ミスエルテ(GIIIファンタジーS)がすでに引退したように“燃え尽きた”と思われるようなら馬券的にはむしろ好都合になる。

 今年初戦のヴィクトリアMは結果こそ9着も、ラスト1ハロン標識まではトップ集団をキープする粘走を見せた。

「かかるようなところもなく、しっかりとレースの流れに乗れていた。ラストまで諦めるようなところもなかった」と藤沢和調教師も復活の手応えをつかんだ様子。

 その一方で粘り切れなかったことに関しては「本質的には“地力タイプ”だからね。レコードが出るような高速馬場よりはパワーを要する馬場のほうが持ち味を生かせる」と分析した。

 1分30秒5で決着した同レースだけではなく、高速決着が続いた今春の東京開催。それでも連続開催8週目となる今週末は、さすがに芝コースの様相も変わってくるはず。

「中間は在厩調整でテンションもキープできている。久々を使って状態面では上積みが期待できる」と津曲助手。ならば、久々の先頭ゴールインを期待してもいいだろう。