【安田記念】インディチャンプ 豪脚で超高速馬場対応に疑問の2強を丸飲みだ!

2019年05月31日 21時02分

“2強”に襲いかかるインディチャンプ

【安田記念(日曜=6月2日、東京芝1600メートル)新バージョンアップ作戦】アーモンドアイVSダノンプレミアムの2強対決が支配的な第69回安田記念。ただ、マイル無敗のこの2頭の超高速馬場対応に疑問を持つ新VU作戦の明石尚典記者は、マイル専科の◎インディチャンプで勝負。同期の2強と違って、マイル路線をまい進してきた同期生に一角崩しの夢を託す。

 京王杯SC(7ハロン=1分19秒4)を皮切りにヴィクトリアマイル(8ハロン=1分30秒5)、オークス(12ハロン=2分22秒8)、日本ダービー(12ハロン=2分22秒6)、目黒記念(12・5ハロン=2分28秒2)とコース&レースレコード決着が続いた2回東京後半戦。今週から一応の開催替わりとはいえ、実際には先週と同じCコースでの連続施行。となれば、時計のインフレ傾向に歯止めがかかる可能性は低かろう。

“2強”を形成するアーモンドアイ、ダノンプレミアムにとって唯一の不安材料がこれ。1分30秒台の決着が視野に入るほどの高速馬場では、前半4ハロン44~45秒台の入りは避けられない。両雄のマイル戦4ハロン通過最速は46秒台。ともに3戦3勝といえども、未知の領域に踏み込むことで最後に脚が鈍ることも考えられる。やはり餠は餠屋。今回は生粋のマイラーに一角崩しの夢を託す。

 白羽の矢を立てたのがインディチャンプ。3歳春の毎日杯(3着)でクラシック路線に見切りをつけ、その後はマイル路線をひた走る、文字通りのスペシャリストだ。オープン入り前の有松特別→元町SのVタイムはいずれも1分34秒台。自身前後半3ハロンラップ合計71秒3→70秒8は、やや時計のかかる決着でこそのキャラを想起させたのだが…。続く東京新聞杯でそのイメージは一変。前4ハロン45秒7→後4ハロン46秒2の前傾ラップで自身は上がり33秒5をマーク。前後半3ハロン合計を69秒2へと大きくジャンプアップさせた。Vタイム1分31秒9は文句なしのレースレコード。これだけタイトな流れの高速決着に対応できるなら本番でも…。そう考えるのが自然な結論と言えよう。

 前走のマイラーズCでダノンプレミアムの後塵を拝したとはいえ、4ハロン通過48秒5は超のつくスローペース。上がりの差のつきにくい京都でのレース上がり32秒3は“追い越し禁止”の標識と同じ意味を持つ。今回は当時よりも時計3つ分は速い4ハロン通過が濃厚。府中の長い直線なら逆転の目は十分に出てくる。モズアスコットの連闘Vが話題をさらったのが昨年なら、今年は前哨戦完敗からの大逆転劇。後門の狼が“2強”に襲い掛かる瞬間をどうぞお見逃しなく――。