【目黒記念・後記】レーンが導いたルックトゥワイス重賞初V

2019年05月27日 21時30分

レーン=ルックトゥワイス(手前)は日本レコードで目黒記念を快勝した

 ダービーデーの最終レース(26日東京12R)に行われた伝統のGII目黒記念(芝2500メートル)は、レーン騎乗で3番人気だったルックトゥワイス(牡6・藤原英)が2分28秒2の日本レコードで重賞初勝利を飾った。59キロのトップハンデを背負ったグランプリホースのブラストワンピース(牡4・大竹)は8着に沈んだ。

 1時間20分前に行われたダービーではサートゥルナーリアを優勝に導けなかったレーンだったが、すぐさま反撃し改めて存在感を見せつけた。道中は後方から2番手の位置取り。それでも高速馬場に加え最初の100メートル地点から連続して11秒0を刻んだ速いペースにも助けられ、直線では馬場の外めから力強く追い込みを決めた。

「両サイドの馬にぶつけられて理想よりも後ろのポジションになったが、ペースが速くて結果的に良かった。無理をせずに流れに乗れたし、直線はいい脚を使ってくれた。レース前はテンションが高いけどレースに行けば落ち着いている。今日はハイペースが良かった」と展開が有利に働いたことは認めながらも、しっかり流れにマッチした騎乗に鞍上は満足の笑みをこぼした。

 1月のGII日経新春杯など過去に7度の2着があり、どちらかといえば勝ちみに遅いタイプ。それを初騎乗で勝たせたのだから、鞍上の手腕がひと際光ったのは間違いない。「馬の状態はこれまでと変わらなかっただけに、やっぱりダミアン(レーン)だね。ゲートは良くなかったけど、末脚を生かすことにかけていた。さすが100点。ずっと勝てなかった馬だから」と藤原英調教師は絶賛した。

 今後はGI宝塚記念には向かわず、休養を挟んで秋に備える見込み。「ジャパンカップあたりが目標になる。ずっと使いたいレースだった」と同師。遅まきながら勝ち味を覚え、ひと皮むけそうな予感があるベテランホースは、東京芝2400メートルで行われる秋のビッグレースに次の照準を定めた。