【日本ダービー】レッドジェニアル「体重以上に良く見せるな」と中村均元調教師

2019年05月24日 21時02分

中村均元調教師はレッドジェニアルを“直に”チェック。右は智将にアドバイスをもらった中塚助手

【日本ダービー(日曜=26日、東京芝2400メートル)中村均元調教師「令和のボールドエンペラーを探せ!」:集中連載4】智将・中村均が気になっている、重賞を人気薄で勝った上がり馬…。それは高橋義忠厩舎のレッドジェニアルだ。

「強い馬とまだ手合わせしていないということは未知の魅力がある。それに前走(京都新聞杯=1着)の伸びてくる時の脚はなかなか迫力があったからね」

 さっそく厩舎に〝突撃取材〟を敢行した智将。ここでもやはり念入りに馬を見ることが第一だ。

「状態がいいかどうかが大前提だからね。ボールドエンペラーもダービーでなぜ2着に入れたかといえば、その一番の理由はデキが良かったから。よく厩舎のコメントにある“状態をキープできている”程度ではダメ。“最高の状態になっている”くらいじゃないと。だから軽い調教で現状を維持しているようでは、あまりいい印象はないな。ビシビシ仕上げて、素晴らしい状態になっているかどうかが重要なんだ」

 馬房でじっくりレッドジェニアルを観察した智将。そのつくりに感心したような表情を見せた。

「体重以上に良く見せるな。背も高いんだね。ボテッとした感じでは2400メートル、特にダービーでは厳しいけど、この馬はそういうところがない。いい感じだ」

 レッドジェニアルの調教をつける中塚助手がその言葉にうなずく。

「そうですね。最初のころはモタモタしていたんですけど、使っているうちに体が減っていって、素軽さが出てきましたから。やっと今、走れる体になったのかなって思っています」

 鞍上の酒井を「彼も時々、一発やる男だからね。思い切った競馬をしてくれるかもしれない」と評した智将。すかさず中塚助手が「はい。自信を持って乗ってくれると思いますし、気合が入っているはずです」と返したところ、「あまり気合が入り過ぎるのも良くないぞ(笑い)。適度に落ち着いていたほうがいいんだ」。

 リラックスムードで穴馬探しをする自らを肯定?するような言葉を残して厩舎を後にした。

「次は角居さんのところに行こうか」

 えっ、大本命サートゥルナーリアを見に行くのか…といぶかる取材班に、「“敵は身内にあり”という言葉もあるだろう。聞きたいのは、もう一頭のほうだよ」。

 次回は角居厩舎の“影武者”を取材することに決まった。