【日本ダービー】少牌住職の前後際断「仏予想」

2019年05月24日 21時00分

本来の競馬ができればアドマイヤジャスタ

【日本ダービー(日曜=26日、東京芝2400メートル)少牌住職が感謝の心で説くマル秘馬券】令和元年の日本ダービー。競馬ファンなら誰もが当てたいレースですが…。仏に仕える現役住職は、当たった後の心の持ちようこそが何より大事だと説きます。感謝の気持ちが次の幸運を呼び込み…。えっ、そんなことは当たってから言え? ごもっともでございます。今度こそ当たる…といいですね。

 こんにちは。またお会いできてうれしいです。少牌(しょうはい)と申します。僧侶です。ネット上で私のことを「多牌和尚」と呼んでいた人がいますが、全然違います。少牌はたかだかあがり放棄ですが、多牌はズル。チョンボですからね! 私は人生のさまざまな局面で「あがり放棄」することはあっても、チョンボはしませんから!

 ところで皆さま、最近うれしかった身の回りのことをひとつ、思い出してみてください。そして、その結果を生んだのは、外部の影響か、あるいは自分の才能や努力のたまものか。どちらによるものかを考えてみてください。

 実は経済学者の実験で「運が良かったから、いいことがあった」と考える人は、「努力したから、いいことがあった」と考える人よりも、その出来事があった後、より多く寄付をしたり、ほかの人のためになる行動をする傾向がある、と報告されています。つまり、「実力だ!」と思う人より、「運が良かったから」と思う人が多ければ、世の中はうまく回っていくのです。「独自の分析で万馬券取った!」とドヤるより、「自分が応援した馬が頑張ってくれた」と感謝すること。そんなことを少しだけ心掛けてみてください。

 さて、前回はNHKマイルCで予想を開帳させていただきましたが、仏教には前後際断(ぜんごさいだん)という言葉がありまして。前際(過去)と後際(未来)は断ち切れている。人は過去にとらわれ、後悔したり、あきらめたりするものですが…。もう、過去の予想は振り返りません。今をしっかり、生きることにします!

 というわけで、やってきました日本ダービー。身も心もウキウキ、ざわざわしますね。私にとっての思い出は何といっても1996年のフサイチコンコルド。デビュー3戦目でダンスインザダークをねじ伏せた「音速の末脚」は今でも忘れられません。単勝27・6倍。なかなかの小遣いに…いや、お線香代になったことを覚えております。おっと、いきなり過去を振り返ってしまいました。

 主役は当然、サートゥルナーリア。騎乗停止のルメール騎手からレーン騎手に乗り替わりとなりますが、レーン騎手ってルメール騎手並みにすごくないですか? もはや何も心配はいりません。ここはおとなしく世の流れに乗りましょうか。

 問題は相手。皐月賞では出遅れて8着と本来の競馬ができなかったアドマイヤジャスタに注目しております。切れるタイプではなく、好位からしぶとく脚を使うのが持ち味。本来の競馬ができれば…。早い時期に賞金を稼いだため、年明けからはダービーに照準を合わせて、余裕を持ったローテを組んできたのも好感が持てます。はい? そういうのはいい? わかりました。ではさっそく、恒例のこじつけ予想を披瀝します。なんと特別サービスで誕生日ネタ2連発です。

 まず時は17世紀。江戸幕府2代将軍、徳川秀忠の長女、のちに豊臣秀頼の妻となる千姫の誕生日が、開催日の26日です。元和元年の大坂城落城の際に城から救出され、のちに大奥の権力者となるなど、波瀾万丈の人生を送り、たびたび時代劇の主役や重要人物となっています。そして2016年の大河ドラマ「真田丸」で千姫を演じたのは永野芽郁さん。かれんな姫役でかいわいを騒然とさせました。その2年後、彼女が主役に選ばれた朝ドラが「半分、青い。」。もうおわかりですね。半分、青い。これは真っ黒まではいかない、青鹿毛(あおかげ)の馬が活躍することを暗示しているのです。出走が確定していた馬の中では…はい、出ました。青鹿毛馬シュヴァルツリーゼ。あれ? 静かになりましたね。お客さん、お休みですか?

 ではもう一点。開催当日は、おニャン子クラブのメンバー、岩井由紀子さんの誕生日でもあります。年配の読者さんはご存じでしょう。ニックネームは「ゆうゆ」です。「ゆう」が怪しい。こちらも同じく出走が確定していた馬の中ではヴェロックス=川田将雅(ゆうが)、ランフォザローゼス=福永祐一(ゆういち)が要チェックです。どうですか? あ、危ない! 物を投げないで!

 さて、今回もたくさんの「仏星」が浮上しました。「魔界星」はどうした? 前回の5連弾オール空振りでしばらく封印することに決めました。皆さまの琴線に触れたものをお選びください。そして、馬券が取れたら「運が良かったから」「馬と騎手が頑張ったから」と考えて、社会的な事業に参加したり、ご家族やご友人に施しを。

 令和が、人と人が手を取り合った時の温かさを改めて確認する、そんな時代になりますように。グッドラック!

【プロフィル】しょうはい・じゅうしょく 関東圏の某寺の現役住職。ファイナンシャルプランナーでもある。葬儀・仏事から、資産運用・相続に至るまで、広範囲にわたる檀信徒からの相談に答えるユーティリティープリースト。競馬、マージャンほかギャンブル大好き。座右の銘は「人生、あがり放棄」。