【日本ダービー】雨が降ればメイショウテンゲンの一発

2019年05月23日 21時33分

智将(左)おすすめの絶好調馬メイショウテンゲンと池添兼調教師

【日本ダービー(日曜=26日、東京芝2400メートル)中村均元調教師「令和のボールドエンペラーを探せ!」:集中連載3】「デキの良さが隠し切れないぐらい外見に表れた馬がいる」。智将・中村均が発見した絶好調の馬…。それは池添兼厩舎のメイショウテンゲンだった。

「ほら。この銭形を見て。これだけの銭形というのはすべてにおいて体調が良くなければ出ないものだよ。芦毛っていうのは他の毛色より銭形が若干見やすいものだけど、それにしてもこれはなかなかのものだな」

 馬房での様子を細かくチェックする智将。かつて麻布獣医科大学(現麻布大学)を首席で卒業し、獣医師の免許も持つだけに、解説もどことなくアカデミックだ。

 取材に対応してくれた池添兼調教師もその言葉にうなずく。

「そうですね。やっぱり、状態がいい時にこういう銭形が出ますね。前走(皐月賞=15着)が競馬に参加していなかったから、疲れもまったくなかったですから。ちょうど、きさらぎ賞(5着)の後と同じ感じですよね」

 智将にとって、もうひとつ見逃せないのが鞍上とオーナーだ。現代日本競馬のアイコンである武豊と、当代きっての大馬主である松本好雄オーナー。ここに引かれる。

「ユタカ君と松本さん。ともにすごく“持っている人”だからね。勝負運がある2人なら、レースを勝つために必要な運を引き寄せてくるんじゃないか。例えば、雨とか」

 智将が東スポ競馬予想デビューを飾った今年の弥生賞で、重馬場を豪快に突き抜けたメイショウテンゲン。その走りっぷりの良さが、いまだに頭の中に残像として残っている。

「まるで水かきがついているような走りだったからね。今の高速馬場だと厳しいかもしれないが、道悪になったら一気に飛んでくるかもしれない」

 現時点では週末に雨が降る予報はないが、持っているジョッキー&オーナーのコンビなら、天気予報を180度覆したとしても不思議はない。

「2分28、29秒。そのくらいまで勝ち時計が落ちれば、この馬の出番だろう。ダービーは何年かに一度、大雨が降ってめちゃくちゃ時計がかかることがある。最近、雨は降ってないし、そろそろあるかもしれんぞ」

 智将の言葉に力を得た?池添兼調教師も「確かに速い時計になったらついていけないところがありますし、天の恵みがあることを期待しますわ」と雨乞い宣言。最後は「中村先生も大穴を当ててください」と“先輩”にエールを送ってくれた。

 当日、雨が降れば一発はメイショウテンゲン。これで穴馬候補はほぼ出揃った?

「いや、もう少し取材しよう。前走、人気薄で重賞を勝ち上がってきた馬がいるだろ。ちょっと気になるんだよ」

 果たして、その馬とは…。