【オークス】シャドウディーヴァ 2014年覇者ヌーヴォレコルトと厩舎&産駒&鞍上が同じで注目度急上昇

2019年05月15日 21時31分

馬房でも研ぎ澄まされた表情を見せるシャドウディーヴァ

【オークス(日曜=19日、東京芝2400メートル)得ダネ情報】美浦ではシャドウディーヴァへの注目度が日増しに高まっている。

 2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトと同じ斎藤誠厩舎所属のハーツクライ産駒で、さらには鞍上も同じ岩田康。混戦に断を下すだけの魅力は十分だ。

 もちろん、現時点で大先輩と同等の評価はできない。斎藤誠調教師は「本当に良くなるのは秋華賞のころ」と“完成途上”を強調するが、「ただ、あの時はハープスターという(強い)馬がいたからね。今年のメンバーなら…」という言葉が続くあたり、決して力試しの一戦で終わらせるつもりはなさそうだ。

 そのヌーヴォレコルトとの比較について斎藤誠調教師は「ヌーヴォは気持ちで走るタイプだったけど、シャドウは馬体の良さ、身体能力の高さで走る」と表現した。

 確かにヌーヴォレコルトは突出した決め手があったわけではなく、ハードトレに耐えるタフネスぶりや勝負根性といった心身の強さが最大の武器だった。対してシャドウディーヴァはまだ完成途上の段階ながら、上がり33秒台をコンスタントにマーク。搭載エンジンが高性能なのは間違いない。

 腰の甘さゆえ、テンから急がすことはできないが、その分、折り合い面に不安はなく、決め手も秘める。

「早くからオークスを目指していた。間違いなく距離の適性はあるので、他の馬が苦にするようなら…」(斎藤誠調教師)

 そう、東京2400メートルは“こなせる”ではなく、“ベスト”の可能性すらあるのだ。

 さらに、1週前追い切りに騎乗した岩田康は「落ち着きがあって、毛ヅヤもいい。馬が膨らんでいる感じで、前々回より前回、前回より今回と良くなっている」と使われながらの上昇ぶりを伝える。

 前走のフローラSは内でさばくのに苦労し、逃げたジョディーを最後にかわして出走権を確保。岩田康いわく「本当にギリギリの滑り込みだった」。勝利を飾って本番に向かう予定だった鞍上にとっては、満足いくものではなく、最低限の仕事だったようだが…。狭いスペースをこじ開けたあの執念が、大仕事につながるかもしれない。