【オークス】シェーングランツ 左回りで一級品の決め手見せる!

2019年05月14日 21時32分

オークスの舞台なら能力全開が可能なシェーングランツ。仕上がりも絶好だ

【オークス(日曜=19日、東京芝2400メートル)dodo馬券】日曜の東京競馬場では、3歳牝馬ナンバーワンを決める第80回オークスが行われる。桜花賞とは一転して出走馬すべてが初距離でまさに未知なる戦い。クラシック1冠目を制したグランアレグリアがNHKマイルCへ回ったことで混戦に拍車が掛かってきたが、高配当至上主義の当欄は良血シェーングランツで勝負。非凡な資質がここで開花する。

 暮れのGI阪神ジュベナイルフィリーズの“最重要トライアル”となりつつあるのが、秋の4回東京開催で行われるアルテミスS。ここで4角13番手という絶望的な位置から大外一気という離れワザで快勝したのがシェーングランツだ。勝ち時計1分33秒7は、一昨年の1着ラッキーライラック(1分34秒9)より1秒2も速い、当レースの最速時計。そして半馬身差2着のビーチサンバは阪神JF3着→桜花賞5着と牝馬GIで安定した成績を残してきた。それを踏まえれば、アルテミスS後のシェーンの成績は何ともふがいない。

 その理由は? もちろん、いわゆる早熟では決してなく同馬は生粋のサウスポーなのだ。左手前よりも右手前のほうが加速がつきやすいタイプ。現状ではハミ掛かりが良過ぎて好位を取れない…つまり後方待機を余儀なくされるだけに、展開に左右される弱みがあるとはいえ、阪神JF4着→桜花賞9着とビーチサンバに続けて先着を許したのは、単に不得手のコースだったため。ゆえに左回りに替わる今回は“あの走り”が久々に見られるはずだ。

「桜花賞後は放牧を挟んで調整を進めてきた。至って順調だし、リフレッシュ効果で体調はすこぶるいい。鞍上はこの舞台に高い適性を抱いているようで、早い時期からオークスを意識していたみたい」と津曲助手は証言する。シェーングランツ、そして今回で5戦連続手綱を取る武豊にとって、まさに〝ここが本番〟というわけ。さらに「ずっと関西圏への輸送が続いていたが、当然、輸送時間の短い東京のほうがはるかにいいし、フットワークから距離が延びるのもプラスだろう。アルテミスSが示すように、とにかく決め手は一級品。あの脚を引き出せればチャンスは十分にあると思う」と力強く締めた。

 半姉ソウルスターリングは桜花賞で3着と涙をのんだが、次なるオークスで見事にクラシックを制した。シェーングランツも姉と同じ道をたどる可能性は決して小さくない。