【プリンシパルS・後記】無敗3連勝ザダルの強運

2019年05月13日 21時30分

ザダル(手前)はまたまたクビ差で勝利し、ダービーの出走権を獲得した

 悪天候のため1週繰り下げて行われたダービートライアルのプリンシパルS(12日=東京芝2000メートル)は、5番人気のザダル(大竹)が1分58秒3(良)で快勝。見事に最後のダービー切符を手にした。

 ゴール直前できっちり差し切った。先に抜け出したエングレーバーが逃げ込み態勢に入っていたが、最後の最後でこれをクビだけ捕らえた。「雰囲気のいい馬だね。スタートをうまく出て、内ラチ沿いのいいポジションが取れた。直線では一瞬開いたスペースに突っ込んで、そこからグッと脚を使ってくれたんだからすごいよ。何よりまだ負けてないんだからね」と石橋。これで新馬戦から3連勝。その3戦はいずれも2着馬とクビ差だから、その勝負強さは非凡だ。

 それだけではない。運の強さも併せ持っている。「1週延びたのがかえって良かったよ。輸送がカギになる馬だけど、先週使わないで美浦に戻ってきたせいか、今回はストレスがなくて落ち着いていた。その分、競馬でこの馬の力を出せた」(大竹調教師)

 日本ダービー(26日=日曜)出走に関しては「厳しいレース後の中1週」(同師)ということで現時点では未定だが、まれに見る?強運の持ち主。出走に踏み切れば怖い存在になるかもしれない。