【ヴィクトリアマイル】ラッキーライラック松永幹調教師 米ベルモントSで見せた手腕を再び!

2019年05月09日 21時32分

16年、ラニでケンタッキーダービーに挑んだ際の松永幹夫調教師(チャーチルダウンズ競馬場で=撮影・平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】現地時間4日、米国のGIケンタッキーダービーに挑んだマスターフェンサー(牡3・角田)は6着。大善戦と言える結果だった。

 この“米国で最も偉大な2分間”といわれるレースに3年前、挑んだのがラニだった。松永幹夫厩舎所属の同馬はアウォーディーやアムールブリエといった兄姉も同調教師が管理。しかし、ラニは最も手のかかった馬だった。

「とにかく馬っ気が強くて、他馬を見ると寄って行ってしまいます。栗東で調教をする分には時間や場所を考えて、できる限り他の馬のいないところで仕上げられるのですが、米国では苦労しました」

 特にケンタッキーダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場は、コースの幅員が狭く、他馬を回避するのは困難。そんな中でも陣営はパドックのみパシファイアーを装着したり、馬場に先入れしたり、誘導用のポニーをつけなかったりと、手を打ち続けた。結果は9着だったが、そういった成果が後の3冠目、ベルモントS・3着好走につながったのは言うまでもない。

 今週末のヴィクトリアマイル(日曜=12日、東京芝1600メートル)には、松永幹厩舎からラッキーライラックが出走する。一昨年の2歳女王は前走の阪神牝馬Sではスムーズな競馬ができず8着に沈んだ。今度はどのような手を打って巻き返してくるのか。注目したい。