【ヴィクトリアマイル】アエロリット 坂路で馬なり快伸「トータル的な意味で(前走時より)今回の方がいい」

2019年05月08日 21時04分

抜群の手応えで坂路を駆け上がったアエロリット

【ヴィクトリアマイル(日曜=12日、東京芝1600メートル)注目馬8日最終追い切り:美浦】マイルCSが12着、米ペガサスワールドCTが9着と連敗中のアエロリットだが、結果の出ていない京都、初めての海外遠征とそれぞれ敗因は明らか。

「前走は大雨でひどい馬場。気分良く走ることもできず…。ただ幸いダメージはなく、帰国後は順調にきています」と菊沢調教師にも悲観の色はない。

 この日はトレーナーが自ら手綱を取って坂路で単走。前日の段階で「まだ518キロ。追い切りで絞っておきたい」(菊沢調教師)と話していた通り、4ハロン51・2―37・7―13・0秒の好タイムを計時した。

 最後まで鞍上の手綱は微動だにしなかったが、自らグイグイとハミを取って推進していく様子は、いかにも前進気勢に優れた同馬らしい。3か月半ぶりの実戦になるが、不安は一切感じられない。トレーナーは好仕上がりを約束した。

 菊沢調教師「ちょうどいいですね。直線では他厩舎の馬がいたので、内の進路を取りましたが、結果的にいい目標となりました。(米国に遠征した前走時を引き合いに出し)あの時は10日前に現地に入って、実質1本での臨戦過程。検疫中も暗くて寒い中、ただ1頭で…という調整でした。その点、乗り込み量などトータル的な意味で今回の方がいいと思います」

 舞台となる東京1600メートルはGⅠ勝ちを含む〈1・2・0・1〉の得意条件で「この馬にとって一番パフォーマンスを発揮できる舞台」。昨年の本レースでは4着に敗れているが「去年に比べると馬がしっかりして、丈夫になりましたよね。その分、稽古をやっても反動が出なくなりました」と当時からの“進化”を強調する。

 鞍上・横山典と菊沢調教師は親戚関係にあり、アエロリットとのコンビでも、全4勝中3勝を挙げるなど抜群の相性を誇っている。久々の“ホットライン”復活で、一昨年のNHKマイルC以来2度目のGI制覇を狙う。