【ヴィクトリアマイル】重賞初Vでフロンテアクイーン変貌 三浦皇成「馬が自信をつけている」

2019年05月07日 21時30分

鞍上・三浦が成長を実感しているフロンテアクイーン

【ヴィクトリアマイル(日曜=12日、東京芝1600メートル)dodo馬券】今週の東京メインは春の女王決定戦・ヴィクトリアマイル。気まぐれな牝馬同士の戦いらしく2015、17年の7万円馬券を筆頭に、過去10年で6本の馬単万馬券が飛び出している。そこで当欄が狙うのは重賞初Vの勢いに乗るフロンテアクイーン。前走をきっかけに「馬が変わった」と陣営は口を揃える。

 前走中山牝馬Sを勝ち、実に15度目の重賞挑戦で初のタイトルを獲得したフロンテアクイーン。それまで2着が5回ありながら、なかなか手が届かなかった善戦ウーマン。舞台がGIともなると荷が重いと考える向きもあるだろうが…。陣営はさらなる大仕事へ意欲を見せる。

 まずは1週前追い切りにまたがった三浦皇成だ。

「素晴らしいフットワークでしたね。カイバをしっかり食べているようで、体もフックラしています。そして何より一番は馬が自信をつけている感じなんですよね。きっかけひとつで馬が変わるというのはままあることですが、フロンテアクイーンの場合は前走のハナ差勝ちが大きな転機になったのかもしれません」

 タイトル獲得がきっかけになったと話すのは、国枝調教師も同様だ。

「確かに雰囲気は良くなったよね。中間は在厩で調整してきたけど、いい意味で体に余裕もある。ようやくGIIIをひとつ勝てたけど“まだまだこれから”って馬もヤル気満々だよ」

 GIでも狙える根拠は馬が身につけた“自信”だけではない。重賞での14度の敗戦の中で戦ってきた相手はそうそうたる面々ばかりなのだ。

「昨秋のGII府中牝馬Sではディアドラ(秋華賞)、リスグラシュー(エリザベス女王杯)と差のない3着。昨夏のGIIIクイーンSもディアドラの2着だったな。GI馬相手に差のない競馬をしているんだから、ウチの馬が通用したって不思議はない」と国枝調教師。多くのビッグタイトルを重ねてきた伯楽も“チャンスあり”を強調する。

 舞台は中山千八から東京マイルへと替わるが、これについては鞍上の三浦が「不安なし」を訴える。

「経験豊富な馬で、これまでいろんな競馬場で好走してきていますからね。レース運びに幅もありますし東京マイルでも全く問題はないでしょう。乗り方ひとつで十分にチャンスはあると思います」

 これまで培ってきたキャリアと前走で身につけた自信を武器に、6歳牝馬が大舞台で波乱を起こす。