【NHKマイルC・後記】1番人気グランアレグリア 悪夢の5着降着

2019年05月06日 21時30分

圧倒的1番人気に応えられなかったグランアレグリア

 5日、東京競馬場で行われた3歳マイル王を決めるGI第24回NHKマイルカップ(芝1600メートル)でグランアレグリアは、1番人気を裏切り4位入線→5着降着というまさかの結末に終わった。

 単勝オッズ1・5倍。圧倒的支持を集めたグランアレグリア。桜花賞では1分32秒7のレコードタイムで走破し、2戦2勝の東京に替われば前走をしのぐ圧勝劇が見られると多くのファンが期待したが…。昨年暮れの朝日杯FSに続いて、悪夢が訪れた。

 スタートでの1馬身ほどの出遅れは挽回の利く程度。そこからジワッと上位へ進出を図るが、外に馬がいて出すことができず。「3~4コーナーでは息が入ったけど、前半に行きたがるシーンがあったから。もう少しリラックスして走りたかった」とルメールは、降着処分を受ける理由となった直線の進路取りよりも、レース前半の部分を敗因とした。

 しかし、いくらリズムを欠いた走りだったとはいえ、4着入線(→5着降着)するのが精いっぱいのレースになるとは誰が予想しただろうか。「牡馬が相手でごちゃついてしまったからな。しょうがない。このあとは放牧に出します」と藤沢和師も言葉少なめに競馬場を後にした。

“牝馬特有のモロさ”と言ってしまえば簡単だが「競馬に絶対はない」との格言を改めて思い起こさせた今回の一戦。もっとも、再三に渡るロスがありながら1分32秒7で走破した脚力はやはり驚異的。夏場はしっかりと充電し、秋には心身ともにパワーアップしたグランアレグリアを見せてほしいものである。