【新潟大賞典・後記】重賞初Vメールドグラース 清水久調教師が大絶賛“豪の若手”レーンの手腕

2019年04月30日 21時30分

レーンの好エスコートでメールドグラース(ゼッケン15)が初の重賞タイトルを手にした

 29日のGIII新潟大賞典(芝外2000メートル)は、中団で脚をためた7番人気のメールドグラース(牡4・清水久)が馬場の真ん中から力強く伸びて差し切りV。馬だけでなく、オーストラリアからやってきた「若手のホープ」ダミアン・レーンにとっても名刺代わりの重賞初制覇となった。

 前日に4勝を挙げた東京に続き、新潟ではメインV。

 管理する清水久調教師は「こちらがイメージしていた通りの競馬。追い出しもよく辛抱してくれて…。初めて乗る競馬場とは思えなかった」とその手腕を大絶賛だ。

 一方、当のレーンは「決して自分の力で勝ったわけではありません」と頭を振る。「いいスタートが切れて、いいポジションも取れて…。だからこそ直線ではいい脚を使えました。総合力の高い馬ですね。今回勝てたのはメールドグラースのおかげ」とパートナーをたたえた。

 これで年明けの1000万下から3連勝。清水久調教師は「気性が成長してきたのが一番。以前は競馬をやめるところがあったが、そういう部分が解消してきました」と充実の要因を語る。

 平成最後の重賞ウイナーとなったメールドグラース。次走は未定ながら、キタサンブラックを手がけたトレーナーは「あの馬がいなくなった後は大きなレースをテレビで見ることが多くなって…。寂しく思っていたけど、またこういう馬が出てきてうれしい」と大きな期待をかける。

 まだ全く底を見せない4歳馬の今後の動向から目が離せない。