【天皇賞・春後記】グローリーヴェイズ クビ差及ばず2着も“前途洋々”

2019年04月29日 21時28分

フィエールマン(左)と激しい叩き合いを演じたグローリーヴェイズ

 28日、京都競馬場で行われたGI第159回天皇賞・春(4歳上オープン・芝外3200メートル)で3着馬を6馬身も離しながら2着に泣いたのはグローリーヴェイズ。道中は中団の後ろで前を見ながら“進行”。3角を過ぎたところから先に動いて行ったフィエールマンに呼応する形で上がって行き、直線は2頭で完全に抜け出す壮絶なマッチレースに持ち込んだが、最後はGI馬の気迫にクビ差屈してしまった。

「悔しい。そこまできていただけに…。手応えは良かったけど、最後は相手の底力かな。休み明けでこれだけ走ってくれたし、乗りやすくて長丁場も合っている」と戸崎圭は悔しさをにじませたが、今後へ向けて確かな手応えもつかんだ様子だった。

「鞍上も勝ちに行って完璧に乗ってくれた。競り合いに負けたのは、さすが相手はGI馬ですね。それでも58キロ、3200メートルでも走ってくれたし、こからまだまだ良くなる馬ですから」と尾関調教師も悔しさを抑えながら前を向いた。

 勝ったフィエールマンはまだキャリア6戦目だったが、こちらもまだキャリア8戦と、今後の伸びシロにおおいに期待できる素材。マイルから3200メートルまでこなせる万能型というのも魅力だ。

 次走は未定だが、古馬トップクラスの実力があることは今回、後続につけた着差も証明しており、今後の見通しは極めて明るい“敗者”と言っていい。