【青葉賞・後記】リオンリオン消耗戦に持ち込みハナ差逃げ切り 横山典が見せた“熟練の技”

2019年04月28日 21時30分

絶妙なペースを作り上げランフォザローゼスの追撃をかわしたリオンリオン

 2枚のダービー切符を懸けた第26回GII青葉賞(27日=東京芝2400メートル・2着までに優先出走権)はすんなりとハナに立ったリオンリオン(牡・松永幹)が1番人気ランフォザローゼスの追撃をハナ差しのぎ、2分25秒0で逃げ切り勝ちを収めた。

 鞍上・横山典が選択したのは、5ハロン通過59秒9のよどみない逃げ。ラスト1ハロンはランフォザローゼスに一完歩ごとに迫られたが、レース上がり36秒3の消耗戦に持ち込んだのが最大の勝因だ。

「リズム良く走らせることができたし、最後はしっかりと脚を使ってくれた。能力は十分発揮できたと思う」とレースを振り返った横山典。管理する松永幹調教師も「乗り方はジョッキーにお任せしていた。けっこう縦長の展開でどうかと思ったけどさすがですね」とベテランの妙技に舌を巻いた。

 むろん本番と同じ舞台を制したことで、戦法や距離のメドは十分に立った形。それでもダービーの話題となると、陣営はかなり慎重なトーンだ。「レースまでの期間が短いしもう少し良くなってほしいところもある」と鞍上が言えば、トレーナーも「けっこう晩成で(良くなるのは)秋かなと思っていた。ダービーとなると体調を整えてもうワンランク上げていかないと」と表情を引き締める。1か月先の頂上決戦は自身の良化度が好走のカギを握る。