【JRAブリーズアップセール】キズナ産駒「ニシノミラクルの17」史上最高額5400万円

2019年04月24日 13時35分

「2019JRAブリーズアップセール」が23日、中山競馬場で行われた。15回目を迎えたこのセールは上場馬をセリの前にダートコースで走らせるトレーニングセール。馬体はもちろん、実際に走る姿をチェックできるメリットがあり、今年も即戦力の2歳馬を求めて多くのバイヤーが詰め掛けた。

 新種牡馬キズナの産駒が極めて高い評価を受けた。5頭が上場されたが、そのうち直線2ハロンの合計タイムが最速(12・0―11・1秒)だったニシノミラクルの17(牡)が、この日の最高額で、同セール史上でも最高価格になる5400万円(税込み、以下同じ)で落札。チョウカイクリスの17(牝)も3672万円の高値がつき、こちらは牝馬の最高額となった。

 ニシノを競り落としたのは杉野公彦氏で、管理することになった清水久調教師は「キズナの子はいい馬が多い。産地でも評判になっている。この馬も動きが良かったし、姿もいい。楽な手応えでこのタイムだからね」とベタ褒め。今後は26日に栗東へ移動。「状態を見てからになるけど、やっぱりクラシックを意識して進めたい」と意気込んだ。

 チョウカイを購買したのはダンツの冠名でおなじみの山元哲二氏。代理を務めた谷調教師は「予定より高くなったが、兄も姉もウチの厩舎のオープン馬だから仕方がないね。上に似て一生懸命走るタイプだし、父がキズナというのも魅力。早くからオーナーに欲しいと言われていたので良かった」と満足げ。こちらもこの後、栗東に入厩、早期のデビューを視野に入れている。

 この日上場された69頭は、すべて売却。売却総額は昨年の6億4314万円を大きく上回る9億1260万円を記録した。