【フローラS】フェアリーポルカ 桜女王不在「樫戦線」のダークホースに浮上

2019年04月19日 21時02分

馬房でもカメラ目線をくれる余裕があるフェアリーポルカ。大物感十分だ

【フローラS(日曜=21日、東京芝2000メートル)新バージョンアップ作戦】3歳クラシック戦線は牡牝ともに第2ラウンドに突入。日曜の東京では、2着までに5・19オークスの優先出走権が与えられるGⅡフローラSが行われる。桜花賞馬グランアレグリアのマイル路線継続で混沌とする牝馬路線。新VU作戦の明石尚典記者は、古馬準オープン以上の数字を叩き出しているフェアリーポルカを〝ダークホース〟に指名した

 桜花賞で圧巻のレースレコード(8ハロン1分32秒7)をマークしたグランアレグリアがNHKマイルCへ。現役最強の名をほしいままにするアーモンドアイの記録をも塗り替えた桜の女王の欠場で、一気に混戦ムードへと突入した牝馬クラシック戦線。トップ不在の喪失感を埋めるような新星誕生なるかがトライアルであるフローラSの見どころとなろう。過去10年の勝ち馬は本番で〈1・2・1・6〉、複勝率40%とまずまずの成績。今年も目をこらして、既成勢力を脅かす“新戦力”の発掘に乗り出してみる。

 フェアリーポルカの戦歴で唯一、傷がついているのは若駒S(0秒6差3着)。新馬勝ち直後の果敢なオープン特別挑戦は高い壁にはね返されたものの、相手は皐月賞で怪物候補サートゥルナーリアにアタマ差迫ったヴェロックス。牡馬クラシック戦線の主役級が相手とあっては、完敗を喫したのも無理はない。

 走破時計は同開催の古馬準オープン・寿SのVタイムを上回る2分01秒3。自身の後半7ハロンラップ(中間4ハロン49秒6+上がり3ハロン34秒9=1分24秒5)でも寿Sの勝ち馬ケイティクレバー(49秒1+36秒2=1分25秒3)を完封なら、着差度外視でハイパフォーマンスのジャッジが適正な評価と言えよう。

 その潜在能力の高さを証明してみせたのが前走の君子蘭賞。ラップ3分割34秒8→36秒6→35秒4の中だるみラップで最速上がりをマーク。同じ日のGⅢ毎日杯(9ハロン1分47秒2)を上回るタイム(1分46秒8)でゴールを駆け抜けた。

 フェアリーポルカの自身前後半3ハロンラップ合計70秒4(35秒6→34秒8)に対して、毎日杯の勝ち馬ランスオブプラーナは70秒8(36秒5→34秒3)。ここ2走の額面、中身ともに古馬準オープン、牡馬重賞ウイナーを凌駕となれば、重賞級の能力の持ち主であることに疑問を挟む余地はない。牝馬同士なら優先出走権確保(2着以内)は至上命令。願わくばあっさり突き抜けて、主役候補の一角として本番へ向かってもらいたい。