【アンタレスS・後記】重賞初Vアナザートゥルース 大野「ブリンカーの効果も大きかった」

2019年04月15日 21時30分

直線で力強く伸びたアナザートゥルース(中央)が重賞初制覇

 14日に阪神競馬場で行われたGIIIアンタレスS(ダート1800メートル)は、6番人気の伏兵アナザートゥルース(セン5・高木)が差し切りVで重賞タイトルを初めて手にした。1番人気のウェスタールンドは4着に敗れた。

「ずっと乗せてもらっている馬なので(今日の勝利は)特別な思いがありますね」

 お手馬アナザートゥルースの重賞初制覇に、鞍上の大野はうれしさをかみしめるように言葉を発した。レースはドライヴナイトが大逃げに出て5ハロン通過が60秒ジャスト。アナザートゥルースはグリムを前に見ながら中団の7番手を追走する。直線入り口でポジションを押し上げ、直線は鞍上のゴーサインにしっかりと反応する。粘り込みを図るグリムを、上がり最速37秒2で差し切って先頭ゴールを決めた。

「道中はいいリズムで運べた。切れる脚がないので速いペースになってくれたのも良かった」と大野。今回は右側だけブリンカーを装着。普段はコーナーでモタれる面を見せる馬が、いつになくスムーズな競馬を見せた。「今日は真っすぐに走ってくれた。ブリンカーの効果も大きかったんじゃないかな」と分析。続けて「いつもお世話になっているオーナーに少しでも恩返しできて良かった」とホッとした表情だ。

 層の厚いダート界。重賞を勝っただけで大威張りはできないが「晩成タイプでまだまだ緩いところがある。その分、良化の余地があるし、このまましっかりしていってくれれば」と今後に期待を寄せる。

 今回の勝利で賞金を加算。なかなか狙ったレースを使えないケースもあったが、今後はその心配もなくなりそうだ。GIを3勝し、2016年の最優秀ダートホースに選出されたサウンドトゥルーの半弟。息の長い活躍をする血筋でもあり、ここからブレークするかもしれない。