【皐月賞】角居調教師の海外制覇の第一歩 シーザリオの子サートゥルナーリアに期待

2019年04月11日 21時31分

05年7月、アメリカンオークスを勝ったシーザリオ。鞍上は福永

【平松さとしの重賞サロン】ダービー馬ウオッカ死亡のニュースが飛び込んできたのは、ちょうど1週間前のことだった。

 突然の悲報ではあるが、思えば彼女の現役引退も寝耳に水の電撃的なものだった。

 2010年、ドバイワールドCを目指して中東へ飛んだウオッカ。管理する角居勝彦調教師は大一番を前に、同条件の前哨戦に彼女を走らせた。当時のドバイワールドCはオールウエザーの馬場で行われており、適性を見るつもりだった。

 ところが結果は8着。さらにレース後に鼻出血があり、急きょ引退が決まった。当時、現地に飛んでいた私は、そのニュースに耳を疑ったことを今でも、はっきりと覚えている。

 でも、伯楽は転んでもただでは起きなかった。この敗戦を糧に翌11年、ヴィクトワールピサをドバイワールドCに挑戦させ、見事にオールウエザーでの適性を発揮させて優勝してみせたのだ。

 世界中でGIを射止めてきた角居師の第一歩は、05年のシーザリオによるアメリカンオークス制覇だった。そのシーザリオの子、サートゥルナーリアが今週末の皐月賞(日曜=14日、中山芝内2000メートル)に出走する。父のロードカナロアは香港スプリントを12、13年に連覇した。近い将来、海を渡って活躍するであろうサートゥルナーリアが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。期待したい。